【2009年01月06日06時13分 更新】


1.2009年本格始動 県庁で仕事始め式
 (01/06 06:10)

正月休みが終わり、県内でも、新しい年が本格的に始動しました。県庁の仕事始め式では、東国原知事が、「明るい希望を持って仕事に取り組んで欲しい」と職員たちを激励しました。県庁の仕事始め式には、各部長をはじめ、課長級以上の幹部職員、約170人が出席しました。東国原知事は、年頭のあいさつで、景気低迷など、行政を取り巻く環境の厳しさを指摘した上で、職員たちに次のように呼びかけました。(東国原知事)「今年は辛い中にも厳しい中にも、明るい希望を持って、行政は進んでいかなければいけない。我々が意気消沈しても肩を落としてもしょうがないと思っているので、県民に明るい光が差し込むような、明るい展望を展開していただきたい、示していただきたいと思っている」今年は、任期4年の折り返しにあたる、就任3年目となる東国原知事。世界的に景気が後退する中、経済対策をはじめ、県政の課題は山積していて、県のトップとして、これまで以上に、難しいかじ取りを求められそうです。


2.2009年 どうなる?景気と雇用
 (01/06 06:10)

さて、2008年は、年末にかけて、世界の経済情勢が、大きく変動した年になりました。明るい兆しが見えない中で迎えた2009年、県内の景気や雇用情勢は、今年、どうなるのでしょうか。2008年、アメリカに端を発した金融危機は、瞬く間に世界を席巻。世界同時不況を引き起こしました。不況の波は、製造業を中心に日本の各業界を直撃。去年の日経平均株価の年間下落率は、42.1%と、バブル崩壊時の記録を超えて、過去最大の下落率となりました。県内の政財界のトップが一堂に集まる、新春恒例の賀詞交歓会が、5日、宮崎市で開かれました。思いを新たに、新しい年のスタートを祝う賀詞交歓会。しかし、不況というトンネルの出口はいまだ見えず、出席者からは、県内経済の見通しについて、厳しい意見が相次ぎました。(宮崎銀行・小池光一頭取)「去年の延長線で地元の経済状況というのはかなり厳しいと。決して容易な展望は持てないという風に認識しています。目を凝らしても明るい材料は見出しにくいと思っている。ここは気持ち、マインドを高めていくという事が一番大事と思っている。」(宮崎太陽銀行・宮田穂積頭取)「(先行きは)非常に不透明ですね。今の状況では厳しい年になると思っていますけど。回復基調にはなると思うが時間はかかると思う。もう耐えるしかないと思いますね。しばらくね。」そして、100年に1度といわれる不況に伴い、今年、さらなる深刻化が懸念されるのが雇用情勢。県内で、3月までに職を失う派遣社員などの非正規労働者は、1200人に上る見込みです。(宮崎労働局・若松光治局長)「非正規労働者の方に雇用調整の動きが始まっている。それも急激に始まっている。なかなか明るい材料に乏しいのではないかと受け止めている。そういう意味で正規労働者も含めて、雇用維持の努力を事業主の方にお願いしていきたい」(県経営者協会・佐藤勇夫会長)「こういう情勢になりましたので、ある程度の雇用不安はやむをえないが、厳しいながらも努力をした方には報われる年になると思いますので、ぜひ希望を持って明るく対処していただきたい」「不安」の声が相次いだ今年の賀詞交歓会。先行き不透明な経済情勢の中、今年、2009年は、県民にとってどんな年になるのでしょうか。


3.県の雇用対策 臨時職員の募集開始
 (01/06 06:10)

県が雇用対策の一環として、雇い止めによって、仕事を失った人などを直接採用する臨時職員と非常勤職員の募集が、5日から始まりました。今回募集されるのは、臨時職員約80人と、非常勤職員18人のあわせて100人程度です。応募の資格があるのは、県内在住で、雇い止めや中途解雇により離職した人、又は、離職が見込まれる人で、ハローワークが交付する離職票など、証明できる書類が必要です。臨時職員の採用は、1月下旬から4月上旬にかけて4回に分けて行われ、採用期間は、原則4か月以内となっています。業務内容は、補助的な事務作業で、給料は1日5650円です。また、非常勤職員の採用期間は、原則1年以内で、業務内容は、県営住宅の管理員や河川巡視員などです。募集の受け付け期間は、5日から3月13日までで、県の人事課が窓口になっています。


4.小中学校で3学期スタート
 (01/06 06:10)

学校も、5日から3学期がスタートです。延岡市の小中学校で、5日、県内のトップを切って、始業式が行われました。このうち、延岡市の岡富小学校では、全校児童約460人が元気に登校し、3学期の始業式が行われました。式では、まず、平田博司校長が、「3学期は、次の学年への土台づくりの時期です。それぞれが目標を立てて、頑張ってください」とあいさつしました。このあと、児童の代表3人が、3学期の目標を発表しました。(6年・若松なつみさん)「私たち6年生は毎朝学校の清掃をしています。3学期は毎朝ボランティアに出れるように頑張りたいです」式が終わると、子どもたちは教室に戻り、新学期の授業に臨みました。(児童は)【Q・新学期の目標】「勉強では自信を持って発表できるようにしたいです」「僕は野球を習っていて、一球でも多くボールにさわって全力投球をしていきたいです」ほかの市町村では、6日から8日にかけて、順次、始業式が行われます。


5.車にはねられ中学生けが 運転手を逮捕
 (01/06 06:10)

5日朝、三股町で、部活動の練習のため、自転車で学校に向かっていた、女子中学生2人が車にはねられ、重軽傷を負いました。運転していた男は、その場で逮捕されています。事故があったのは、三股町樺山の町道で、5日午前8時20分ごろ、部活動の練習のため、自転車で学校に向かっていた三股中学校の女子生徒2人が、ガソリンスタンドから出てきた普通乗用車にはねられました。車は、右の前輪に、自転車1台をはさんだまま直進し、100メートル先で停まりました。この事故で、女子中学生1人が、30メートルひきずられ、頭の骨を折るなどの大けがをしたほか、1人が軽いけがをしました。警察では、車を運転していた都城市の食品卸業、永井照夫容疑者58歳を、自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕しました。永井容疑者は、右足に障がいがあるため、障がい者専用の車に乗っていて、警察の調べに対し、「気が動転して、ブレーキ操作を誤った」と話しているということです。


6.南郷漁協で初セリ
 (01/06 06:10)

南郷町の南郷漁協で、5日、初せりが行われました。去年、燃料の高騰で、初めての全国一斉休漁を行っただけに、今年は、多くの漁業関係者が、燃料の値下がりと豊漁を願っていました。午前5時すぎ、南郷漁協に、種子島海域でとれたマグロや近海モノの魚、あわせて10トンが次々と水揚げされました。そして、午前7時からセリが始まり、仲介人の声が響き渡る中、メバチマグロがキロ2000円前後、アジが600円前後で取引されました。去年は、燃料高騰のあおりを受け、初の全国一斉休漁を行った水産業界ですが、1月は、漁船の燃料となるA重油の価格が、昨年12月より7円50銭値下がりし、1リットルあたり64円台に落ち着いています。(南郷漁協・河畑高治組合長)「願わくば、(1リットル)40円ぐらいに下げてもらいたいと期待している」南郷漁協の去年の水揚げ高は、前の年より7億円多い約75億円に上りましたが、現在の燃料代では、漁師の経営は、厳しいということです。


7.宮崎女子ロードレース開会セプション
 (01/06 06:11)

新春の日向路を駆け抜ける、宮崎女子ロードレース大会が、6日、開かれます。宮崎市で、開会レセプションが行われました。国内女子長距離界の幕開けを告げる、宮崎女子ロードレース大会。メインレースのハーフマラソンには、招待選手22人を含む51人がエントリーしています。開会レセプションでは、旭化成の松原由貴子選手が、「選手一丸となって新春の日向路を疾走することを誓います」と宣誓しました。29回目を迎えた今年の宮崎女子ロードレースは、OKIの宮内宏子や、パナソニックの平良茜らを軸に、混戦が予想されます。


8.エコプラ・外部調査委14日に最終報告
 (01/06 06:11)

宮崎市の「エコクリーンプラザみやざき」の調整池破損問題で、責任の所在などを究明する外部調査委員会は、1月14日にも最終報告を公表することになりました。この問題は、エコクリーンプラザみやざきで、汚水を一時的に貯める調整池の一部が、地盤沈下によって破損し、使用できなくなっているもので、2月から、補修工事が行われる予定です。5日は県庁で、この問題の対策本部会議が開かれ、1月14日に開催される外部調査委員会で最終報告案が協議され、委員の決定を経て、速やかに公表される見通しが示されました。また、最終報告の中で、業者や個人に重大な責任が明らかになった場合には、県が行政処分や刑事告発なども検討するということです。このほか、懸案となっている、約13億6千万円に及ぶ補修費用の負担割合については、最終報告をもとに、今後、県や市町村で、具体的な協議が進められることになっています。


9.日南市で交通死亡事故
 (01/06 06:11)

5日未明、日南市で、道路にいた男性が普通乗用車にはねられ、死亡しました。事故があったのは、日南市木山の国道222号線で、5日午前2時半ごろ、道路にいた日南市平山の沖口正廣さん59歳が、後ろから走ってきた普通乗用車にはねられました。この事故で、沖口さんは頭などを強く打ち、近くの病院に運ばれましたが、約1時間後に死亡しました。現場は、片側1車線の直線道路で、見通しは良く、歩道がありましたが、沖口さんは、車道の左端にいたということです。警察では、普通乗用車を運転していた34歳の男性に話を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べています。


9.伝統行事 おねっこ
 (01/05 17:26)

都城地方に伝わる伝統行事、「おねっこ」が、4日夜、都城市で行われました。新春に都城地方で行われる「おねっこ」は、竹を燃やし、そのはじける音で厄を払って、無病息災を祈願する伝統行事です。都城市上水流町の大淀川河川敷には、高さ約15メートルのやぐらが用意され、4日夜は、地元の科長神社から運ばれた火が、子供たちの手でやぐらに灯されました。すると、やぐらは、たちまち燃え上がり、訪れた人たちは、神妙な面持ちで、今年1年の無病息災を祈っていました。このあと、子供たちは、残り火でもちを焼いて食べたり、大人たちは、かっぽ酒を酌み交わしながら、新春の風物詩を楽しんでいました。