4日午後1時5分ごろ、札幌市南区定山渓の無意根山(1460メートル)の山頂付近で、同市中央区北3東12、無職、坪井敬子さん(61)が尾根から滑落したと、仲間から110番通報があった。坪井さんにけがはない。間もなく自力でよじ登ったが吹雪のため歩行できなくなり、雪を掘りテントを張ってビバークしている。5日朝、救助隊が現地に向かう。
札幌南署によると、坪井さんは3日午前、仲間4人と1泊2日の予定で登山口の豊羽鉱山を出発。下山中、尾根から張り出した雪庇(せっぴ)を歩いていて滑落したとみられる。仲間は通報後、現場から約1時間下った地点でビバークしている。【内藤陽】
毎日新聞 2009年1月5日 北海道朝刊