医師不足で昨年四月から分娩(ぶんべん)の扱いを休止している県立須坂病院(須坂市)に配属された産婦人科医師二人に五日、辞令が交付された。二人は昨年十一月に非常勤医として着任。同病院は三月に分娩の扱いを再開する予定で、予約を受け付けている。
東京都出身の南郷周児さん(46)と大阪府出身の前和幸さん(36)でともに県内の病院で勤務した経験がある。勝山努病院事業局長から辞令を渡された南郷さんは「長野には良い印象があり、自分を必要としてくれたことはありがたい」と話し、前さんは「閉じていた産科の再開はやりがいがある」と語った。
また県立駒ケ根病院に配属された精神科医の松田あずささん(33)、吉本隆明さん(31)、吉本美央さん(29)の三人にも辞令が出された。
(大平樹)
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