08 JALベルスター集合！
今年はこのメンバーでクリスマスを彩ります。

昨年参加の2名が今年も参加。
前回以上の演奏を！と意気込み十分。

JALの客室乗務員の有志によって、この時期だけ結成されるミュージック・ベルユニット「JALベルスター」。その活動も、今年ですでに14年目となります。スタートした当初は羽田空港でのみの演奏でしたが、現在はホテル日航東京やホテルJALシティ羽田などのJALグループホテルのほか、各種福祉施設や函館空港など、演奏の場を広げてきました。最近では羽田の冬の風物詩として覚えてもらえたのか、ベルスターの演奏を聴くためにわざわざ演奏会場まで足を運んでくれる常連の方も。

今年も例年通り、入社1〜2年目の客室乗務員の中から有志を募ったところ、昨年の演奏を空港で聴いたり、各種メディアでの報道を見ていつかは自分も……と熱意を持ったスタッフからの応募が集まりました。その中から、昨年の経験者2人を含む10人のメンバーが決定。メンバーの中にはピアノ、バイオリン、エレクトーンなどの音楽経験者も多く、今年はなんと高校でミュージック・ベルを演奏したことがあるという経験者も参加。「ベルスターの歴史を受け継ぎ、先輩たちに負けない素敵な演奏をしたい！」「見に来てくださるお客さまに幸せな気分を味わって頂きたい！」など、メンバー全員すでに意気込みは十分の様子。今年はさらにクオリティの高い演奏が期待できそうです！

メンバーの息を揃えるため、
練習ごとに演奏を振り返ります。

自分以外のパートを知ることも重要。
楽譜チェックは入念に行います。

11月1日の初練習に集まった10人のメンバー。シフト調整の関係上、顔を合わせた事も無いメンバー同士は互いに初対面です。不安な面持ちながら、まずは昨年の様子を録画したビデオを視聴。「こんなに上手に演奏できるかな……？」と不安になりながらも、昨年の演奏にも参加したリーダーの指導の元、練習をスタート。ミュージック・ベルを手にするのは初めてという人がほとんどでしたが、まずは定番のクリスマスソング「We wish a Merry Christmas」を練習開始。
異なる音程を奏でるベルをそれぞれが持ち、メンバー全体がひとつの楽器とならなければうまく曲にならないのがミュージック・ベル。ほかの楽器の演奏経験があっても、どうしても勝手が違います。まずは、不用意に音が鳴らないようにするベルの持ち方や、演奏しやすく姿もきれいに見える立ち方を先輩から教わり、1小節ずつ練習していきます。最初のうちはうまくタイミングが合わず、テンポやメロディーをうまく表現できませんでしたが、やがて少しずつ息が合っていき、美しい調べに変わっていきました。
朝9時30分から始まった練習ですが、終了時間の夕方6時になるころには、「We wish a Merry Christmas」だけでなく「ジングル・ベル」もほぼマスター。メンバー全員、初回から手応えを感じる練習ができたようです。

その後も週1、2回の練習を続けていますが、その都度メンバー間の絆が深まり、チームワークがよくなるにつれ、演奏のクオリティもアップ。
リーダー曰く、「ミュージック・ベルは、全員の音を出すタイミングがあわないと、バラバラな、雑な印象になってしまうため、メンバーの呼吸を合わせることがなによりも大切。乗務の合間に時間を作っては練習を行っていますが、回を重ねるごとにチームワークもよくなっていると実感。今年も息のあった演奏を披露し、訪れる方々に少しでも幸せなクリスマスを過ごしていただければと思います！」
とのこと。同じ客室乗務員として、いつもお客さまへ最高のホスピタリティを提供したいという気持ちは同じ。そんなところから生まれる連帯感からか、練習開始早々からメンバーの息はすでにぴったりのようです！

初披露は目前！お客さまに最高の
演奏をお届けすべく、練習に熱が入ります！

「08 JALベルスター」が最初の演奏をおこなう12月1日はもうすぐ。「We wish a Merry Christmas」「ジングル・ベル」のほかにもディズニー映画『アラジン』のテーマ「A Whole New World」や「WHITE CHRISTMAS」「グロリア」など約10曲を演奏する予定。さらに、今年JALとジブリがタッグを組んで行った「空飛ぶ。プロジェクト」に関連してジブリ映画のテーマ曲も演奏する予定。

中でも羽田空港第1ターミナル・マーケットプレイスでの演奏は必見。館内全体がクリスマスムード一色にデコレーションされた中で奏でられる、ミュージック・ベルの音色に耳を傾けに、皆さんもぜひ足をお運びください！