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2009年01月05日(月曜日)

新天地ドイツへ出発 大久保


笑顔でドイツへ出発するJ1神戸の大久保嘉人=関西空港(撮影・浜畑利郎)

 サッカーのドイツ1部リーグ、ウォルフスブルクへ移籍する、Jリーグ1部(J1)神戸の日本代表FW大久保嘉人(26)が4日、関西空港発の航空機でドイツへ向けて出発した。現地時間の5日にメディカルチェックを受け、6日に正式契約する予定。

 大久保は出発前、「コンスタントに試合に出ることが目標。たくさん点が取れればいい」と抱負を述べた。2004-05年シーズン途中から約1年半プレーしたスペイン1部リーグのマジョルカでは思うような結果は残せなかったが「神戸で成長できたし、今は自分のプレーを試したいという気持ち」と、自信をのぞかせた。

 ウォルフスブルクには日本代表のMF長谷部誠も在籍している。

 4日朝に関西空港で会見した大久保嘉人の一問一答は次の通り。(伊藤大介)

     ◇

 -今の気持ちは?

 「(移籍が)ぎりぎりで決まった。今は楽しみ」

 -移籍の話が来て悩んだか。

 「かなり悩んだ。日本代表のこともあるし、もし(ウォルフスブルクで)試合に出られなかったら、とも思った。だから試合を見に行き、そこで『できるかも』と直感した。もう1回チャレンジしたいと思った」

 -1度目の海外移籍(2004-06年、スペイン・マジョルカ)との違いは?

 「スペインでは実力不足で試合に出られなかった。あのころより気持ちに落ち着きがある。プレースタイルも変わった。今の自分がどれだけできるのか試してみたい」

 -神戸ではレギュラーが約束されていたが。

 「神戸にいれば試合に出られたと思う。でも、海外から(オファーが)来ることはもう最後だと思ったし、プレースタイルが変わった今の自分を試してみたい、難しい道を選ぼうと思った」

 -神戸でどのような部分が成長できたか。

 「プロに入ってからフォワード(FW)ばかりだったが、神戸でミッドフィルダー(MF)をして、プレーに落ち着き、余裕が出てきた。昔はガンガン前に出て行くだけだったが、ゆっくりするところはゆっくりするなど、考えられるようになった」

 -移籍先のドイツではどんなプレーを求められると思うか。

 「監督に言われたのは、スピードで(最終ラインの)裏に抜ける選手になってほしい、ということ。後はゴールが求められると思う。当面の目標はコンスタントに試合に出ること」

 -日本代表としても2009年は重要な年になる。

 「ワールドカップ出場が懸かるすごく大事な年。厳しい戦いを勝ち抜きたい。招集がかかれば、ドイツから行くつもり」

 -ドイツで自分のどこを磨き、代表で生かしたいと考えるか。

 「まず試合にコンスタントに出なければ、代表に選ばれないだろう。とにかく試合に出ること」

 -これまで応援してくれたヴィッセル神戸、サポーターに対しては?

 「ヴィッセル神戸にはすごく感謝している。2年間で成長できた。サポーターには最後、試合が終わった後とかに(あいさつを)言えたら一番よかったけど、移籍がぎりぎりに決まったので…。これからドイツで結果を出さないといけない。神戸のサポーターはすごかった。また応援してもらえたらうれしい」

 -神戸のチームメートとは話したか。

 「ご飯を食べに行ったときなどに話した。『頑張ってきてね』と声をかけてもらった」

 -ドイツ語は大丈夫?

 「まだ全然しゃべれない。難しいです」


 
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