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麻生首相:年頭記者会見の全文(2) 解散・総選挙など(3/3ページ)

 地上軍というのが導入されていますけど、これが話をさらに悪化させていくことを大いに懸念している所です。オバマ(次期米)大統領との話がありましたけれども、これは1月の20日に(新政権を)発足されますので、その後に、どういった時期に、というような話はその後に調整していくことになろうと思っております。

 世界との外交において、間違いなく優先順位の高いのは、やっぱり金融、国際金融。これは明らかに金融収縮を起こしている訳ですから。国際金融、日本はそれに責任を持つIMFに対し10兆円融資。そうしたことをしているのは日本しかありませんから。基本的に、こういった大きな額をきちんと(拠出)している。そういったものを、早めに去年出しておりますので、こういったことによる、きちんとした対応というのを世界の大国として、責任を持っていかねばならんと、そういうことだと思います。新しい、国際金融秩序というものを作らないと。なんとなく、すべて市場経済原理主義みたいな話が一時、ずっと言っていましたけども、その危機感が出たことだけは今回明らかだと思いますので、そういった意味で、こういったものに対して、きちんとした監視が必要ということに関しては、昨年のワシントンDC(11月の主要20カ国・地域サミット)でも話を提案し、日本の案がそのまま採用になっていますので、そういうものを含めて我々としては、きちんとした対応がなされているのか、そういったことがきちんと世界中でチェックし合わないといけないみたいなんだと思いますんで。我々としては大事なところは今、言ったようなことだと思います。

 アフガニスタンにつきましては、これはテロとの戦いをやっている訳なんであって、アフガニスタンと戦っている訳ではではありません。従って、テロをいかに未然に防ぐかというのは、最善の努力をすべきなんであって、日本が貢献できることに関しては当然、そのテロ防止のために国際的な協力をし、続けていく必要があるとの立場は変わりません。

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毎日新聞 2009年1月4日 16時00分(最終更新 1月5日 0時49分)

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