豊後大野市内の公立2病院について、芦刈幸雄市長と広瀬勝貞知事はこのほど、県庁で統合に関する基本協定書に調印した。
協定は12条あり、県と市が医師確保に全力で取り組む▽受診、救急搬送のための交通対策を県が支援する--などを盛り込んだ。広瀬知事は「中核病院として期待に応えられるよう、財政的にもできるだけ支援する」、芦刈市長は「統合に向けた第一歩。魅力ある病院作りに取り組む」と改めて決意を述べた。
2病院は10年度中の統合を予定。懸案の医師確保について、公立おがた総合病院の野田健治院長は「一定のめどはついているが、2年後のことでもあり流動的だ」と慎重な言い回しにとどめた。
毎日新聞 2009年1月5日 地方版