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01月05日 00時00分 更新
「保育ママ」から欧米スタイル保育「ナニー」まで、働くママをサポート支援
北京オリンピックで銅メダルを獲得した谷亮子選手、ママさん宇宙飛行士の山崎直子さんなど、ママが大活躍した昨年。しかし「働くお母さん」が当たり前といわれる現在の日本でも、容易では無い仕事と家事育児の両立。この事実が日本の女性達の出産にブレーキをかけています。少子化対策にとってもこれからの女性は出産後の仕事復帰を見越した子育ては必要になってきています。 ●自治体の取り組み 働くお母さんに優しい子育て支援も多くの自治体で行われているので、これから出産をする人はぜひ利用すべきです。 世田谷区では、「保育料の負担軽減補助金」の制度があり、これは定員一杯でやむなく高額な無認可保育園に子供を入園させた場合にも利用できます。(詳細:世田谷区HP)そのほかに、家庭的な雰囲気の中で、子供一人ひとりの個性を尊重しながらのびのびと保育してもらえる「保育ママ」という保育サポートがあります。これは、平日毎日同じ時間、区が選定した家庭に乳幼児を預けるというサポートシステムで保育園よりも費用負担が少なく済みます。 東京都内でも多くの自治体で行っているので(各区担当連絡先はこちら) 問い合わせしてもよいでしょう。 ●アメリカでは一般的なベビーシッター事情について 「高額な費用負担」と思われがちなベビーシッターについて、東京都渋谷区にある高級ベビーシッター派遣会社『ル・アンジェ』の野口さんにお話を伺いました。 「『ル・アンジェ』のベビーシッター利用料金は一見大変な高額に思えますが、日常生活のしつけや触れ合いを大切にする欧米「ナニー」スタイルの派遣保育なので、保育園に通う時間も1人のシッターがしっかりとお子様をお預かりします。家族のように信頼のおけるシッターには、風邪などで子供の体調の悪い日もお世話がまかせられるので、ご両親は安心して仕事に打ち込むことができます。利用日数や総合的な面から見ると決して高すぎる利用料では無いと思います。その他、調理や食事を子供と一緒に行う食育シッターや、語学や音楽を教える教育シッターも派遣しています。」 「ナニー」のいる欧米諸国では、男性が家事や育児に積極的に参加しているといわれます。内閣府少子化対策のホームページにある下記の表からは、日本の男性の家事協力の時間が他国に比べて極端に少ないことを表しています。 6歳未満児のいる男女の育児、家事関連時間 内閣府 少子化対策 ホームページより 若年層になるにつれ協力度が高いといわれる男性の育児参加。これからお父さんになる若い男性にはぜひ家事・育児に積極的に協力してもらいたいですね。 これから出産を考える女性や、働きたいママさん達も、その家庭の収入や生活スタイルにあった子育てサポートを選んで、やりがいのある仕事をこなしたい。そんなちょっとよくばりな現代女性の考え方に社会が少しずつ理解を示しています。より柔軟な対策がこれからの少子化をくいとめるカギになるのではないでしょうか。 【取材協力】 『ル・アンジェ』 (中村 ゆり)
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