総合政策学部の英国人講師ケビン・ルーカス容疑者が12月14日に宝塚市内で、覚せい剤取締法違反の現行犯で兵庫県警に逮捕されていた事件。同容疑者の授業を履修していた学生には、事件の経緯や以降の授業に関するメールで通知。「履修者に迷惑をかけないように対応する」としたが、突然の逮捕の報に学生も困惑を隠せない。【12月28日 関学新月Tribune=UNN】】
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【写真】総合政策学部の英国人講師ケビン・ルーカス容疑者(12月14日・提供写真=関西学院大学HP、撮影=)
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今秋学期にルーカス容疑者の授業を受けていた女子学生は「(大学からの報告より)ニュースで先に(逮捕の事を)知り、ショックが大きい。(大学が)15日にはわかっていたのなら、先に教えてほしかった」と話した。
また、過去に授業でドラッグについてのディスカッションが行われた際、同容疑者は学生にドラッグの危険性について説いていたという。「(代理講師が来た時には)インフルエンザだと聞いていた。いつもニコニコしていて、呼びかけるといつもあいさつしてくれた。めっちゃ優しくていい人。いい評判しか聞いたことがない。正直信じられない」と話す。
大学は同僚教員や学生への薬物のかかわりについては「一切ない」と否定。講師へ不信などの精神的なケアについては「時間をかけて回復していくしかない」としている。冬期休暇明けの1月7、8日に総合政策学部でそれらの学生を集め、事件の説明を行うという。
【稲垣祐希】
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