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新たな宿泊先に移動準備 「年越し派遣村」の500人 '09/1/5

 東京・日比谷公園や厚生労働省の講堂に寝泊まりした「年越し派遣村」の失業者ら約五百人は、講堂の使用期限の五日朝、東京都が用意した体育館など新たな宿泊先への移動準備を始め、日比谷公園で集会を開く。

 約五百人は集会に続いて、「派遣村」実行委員会のメンバーらとともに国会周辺でデモ行進し、派遣切りによるこうした被害を二度と出さないよう主張。

 都によると、新たな宿泊先となるのは中央区や練馬区にある学校跡地にある体育館や児童養護施設など。使用期限は十二日までで、都はこの間、就労相談や緊急の資金貸し付け相談などの支援をする。

 年越し派遣村は、派遣契約の打ち切りや解雇で寮からの退去を迫られ、年末年始に行き場がない人たちを支援しようとボランティアらが十二月三十一日に日比谷公園に開設、テントや食事を提供した。想定を超えた人数が集まり、厚労省が二日、講堂を宿泊用に五日朝までの期限付きで開放していた。




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