さっそく、「腐女子はネタにされるのを嫌うので、腐女子をネタにするのであれば夜道を歩くときは気をつけてくださいね」というメールが届きましたよっ！
　
　怖いよっ！　これは、腐女子が怖いのか、それとも腐女子を陥れようとして誰かが仕組んだ罠なのか!?　とりあえず、こういった類の文面は脅迫状になるので、書かないほうがいいと思うよ。特にしつこい場合は管理局に報告しなければならないので、あなたのためにもやめましょう。
　それに、僕の日記がいやならば読まなければいいだけだから、そんなに目くじら立てないで。
　僕は婦女子と呼ばれる方々のことを嫌っているわけではないし、馬鹿にしているわけでもないので、みんなで仲良くやりましょう。

　この日記は、ある程度時間たったら消しますのでご了承、ご理解のほどを。

　みんな、仲良くね〜♪

　今年に入ってから、ここしばらく音沙汰のなかった業界のお友達から連絡が相次いでいる。「学恋」売れておめでとう！ではない。「芸人頑張れ」とか「あらびき団のほうが向いている」とか「プロデューサー知っているから紹介する」とか「まずは吉本の学校で勉強したほうがいい」とか、あんたたちブログの食いつきどころ間違えてるよ！　そんなメールやら電話やらが正月から来るんで、ちっとも嬉しくないんですけれど。
　半分ネタだったのに、なんか引き返せなくなりました。

　と言うわけで、カサゴ様に相談しました。

私「やあ、新年明けましておめでとう」
カサゴ「先生、おめでとうございます。さっそくですが、会社の年賀状を作り忘れていたので今から作ります。学恋は年賀状には刺激が強すぎるし、学怖メンバーの年賀状はもらったほうも運気が下がりそうですので、送り犬にしましょう。今年は丑年ですし」
私「それで、僕のブログは読んだかな？」
カサゴ「ええ。あんなことを書いているぐらいなのですから、さぞや立派な企画書が仕上がったんでしょうね」
私「それより、いろいろとネタを作ったから見てもらえると嬉しいんだけれど」
カサゴ「正月にたまった通販の梱包をしなければならないのですよ。そのためにわざわざ日曜からスタッフ総出で出社しているのですが」
私「じゃあ、僕が読むから作業しながら聞いて。テーマなんだけれどね、腐女子の方々に喜んでいただくためにＢＬコントで攻めようと思うんだ」
カサゴ「誰も喜ばないと思いますが。特に腐女子を敵に回すだけだと思いますが」
私「大丈夫。きっと喜んでもらえるさ。ツンデレ喫茶コントとか、執事喫茶コントとか、男子校喫茶コントとか、いろいろ考えたんだよ」
カサゴ「偏った喫茶系コントばっかですか」
私「喫茶店以外にもいろいろあるよ。腐女子の国に迷い込んでしまったオタクの話とか、オタクの国に迷い込んでしまった腐女子の話とか、銀行と間違って漫画喫茶に強盗に入ってしまったニートの話とか、外人のオタクをコミケに連れて行くことになった八百屋の兄ちゃんの話とか、オタクばっかりの暴走族の話とか、５０個も考えたんだから。でも、最初はあえてワンパターンで攻めたほうが時代のニーズにあっていると思うんだ」
カサゴ「企画書も作らずに、そんなものを５０も考えたんですか」
私「頑張ったよ。僕、頑張った」
カサゴ「でも、私は腐女子役やりたくないですよ。リアルでやると、ただの痛い人じゃないですか」
私「大丈夫。腐女子役は僕がやるから」
カサゴ「はあ。セロテープとってください」
私「はい」
カサゴ「年賀状が足りなくなったので、書いてください」
私「はい」
カサゴ「それ終わったら、ガムテープ買ってきてください」
私「せめて、一つだけでもネタ聞いてよ。ネタあわせは、仕事終わってからでいいから」
カサゴ「梱包作業終わって、企画書仕上げたらいくらでも聞いてあげますから。早くしないと、また朝までかかっちゃいますよ。今日中に終わったら、ジョナサン連れて行ってあげますから」
私「はぁい」

　芸人デビュー計画は順調に進んでおります。

（つづく）

　本年の目標は、お笑い芸人としてレッドカーペットにデビューすることに決定したので、さっそくネタを考える。カサゴ様にはまだ秘密（もしかしたら、もうこのブログを読んで知っているかもしれないけど）なので、一人でネタを考える。
　カサゴ様が会社に出勤される１／４までに、約50本のショートネタを考えておけば、きっとノリノリでコンビを結成していただけるはずだ。
　風邪治らないけれど、頑張ってネタを考えよう。

　ユ−ザーから、「細田って可愛いですね。細田のモデルは飯島先生ですか？」というメールが届く。「違います。新堂のモデルが私です」というメールを返すのが常識なのだが、細田って可愛いですねという一文が目を惹き、「はい、そうですよ。細田は私の分身です」と返事を書いてみる。……まだ、送信していない。

　なぜか、年が開けたという意識がまったくといっていいほどないのだが、なぜだろう。朝から家族で人生ゲームを遊び、２００万ドルほど稼ぐ。今日はあと３００万ドルほど稼ぐ予定。ビリになった長女が悔し泣きしている。仕方ないので１０万ドル上げたら、嬉しそう。それにしても、あの世界は破綻している。２０００ドルのカレーって何だよ、いっぱい２０００ドルのカレーって。

　風邪を引いて寝込んでいるファミリーでございます。ごほん、ごほん、ハッピーニューイヤー。
　本当は昨晩から行きつけの飲み屋でカウントダウンパーティがあったのですが、奥さんが風邪を引き寝込んでしまったため、ずっと付き添っておりました。おまけに三歳の娘は年越しそばをゲロゲロお吐きになられるし、長男長女は鼻水止まらんし、年越しそばがとろろそばのようになってるから、やめんかい！

　というわけで、大晦日は紅白歌合戦見てからゆく年くる年を見て、そのあとはずっと、ピンクカーペットから続くカーペット三部作を朝まで見ておりました。なんて充実したお正月なんでしょう。
　ちなみに私はお笑いを自分でやるほど大好きですから、久しぶりに堪能しましたよ。普段は忙しくて、なかなかまとめてみること出来ないですから。
　通算約150組の芸人さんを立て続けに見たわけですが、個人的に気に入ったのは

ふとっちょ☆カウボーイ
ゴー☆ジャス

　ですかね、やっぱり。
　特に、ふとっちょ☆カウボーイはまるで細田の今の姿を見ているようで、他人事ではありませんでした。今年、ブレイクして欲しいです。さっそく、ライブ調べて見に行こうかと思います。本気で応援していこうか考えております。
　私も最近、会う方々に「無精髭なら芋洗坂係長、髭を伸ばせば髭男爵だな」と褒められ、もしコスプレをするとしたらまったくちっとも困らな時代に突入してまいりましたので大変嬉しゅうございますが、ちょび髭ならばふとっちょ☆カウボーイと言われるまでになりたいと思います、ぱーんぱーん。
　ゴー☆ジャスは、何気にどこかですでに会っていそうで怖いです。

　あとは、もう去年からずっと注目しているいとうあさこにぜひブレイクして欲しいです。あのレオタード姿に萌えるのは私だけではないはず。年齢的に四十代以降なら、萌えますよ、いうとあさこ。エロいですよ、いとうあさこ。ぜひお友達になりたいですよ、いとうあさこ。みんな、恥ずかしがってないでカミングアウトしちゃおうぜ。今一番注目している女ピン芸人なので、陰ながら全力で応援します。今年は、ちょっとライブに行ってみたいなぁ。
　それからカーペットには出演していませんでしたがチェリー☆パイも今年ブレイクして欲しい芸人さんです。まあ、チェリー☆パイは放っておいても応援する人は多そうですが。やはりここは、いとうあさこを支持したいと思います。

　なんか、久しぶりにお笑いの虫が湧き出してきましたので、今年は芸人にも再チャレンジしようかなあ。カサゴ様は誰が見てもいい味を出しているので、私とコンビ組むのも簡単でしょう。演劇もやっていて、もちネタがティンカーベルですからお笑いはむしろ抵抗ないはず。私的にあの衣装は、いとうあさこのレオタードよりも恥ずかしいもの。
　ブロードウェイにある中野小劇場で毎週お笑いライブやっているから、今度カサゴ様を誘ってオーディション受けてみようっと。お店にお客さんがいないときにネタあわせすりゃいいし。ちなみに最近気付いたのですが、倉田と坂上の会話はチルちゃんとブッチかもしれない。

　というわけで、今年一年もよろしくお願いしま〜す。

　いよいよ、大晦日ですな。

　今年は自分にとって激動の一年でしたが、家族やスタッフの暖かい支えにより、大変有意義で充実した一年となりました。
　また、ファンの方々の拍手や応援メールなどにも助けられました。

　なお、昨日から本日にかけて、「学恋」特典のラブレターや年賀状に関するお礼が殺到しておりまして、驚いております。ということで、またちょっと特典のお話を。
　ゲームのネタバレや隠し要素などは、まだこのブログで書くのは早いかなあと思いますので伏せておきますね。皆さんが書かれるのはご自由ですので、お好きにどうぞ。

　さて、年賀状やラブレターの誤字ですが、ほとんど意図的にやっておりますので、訂正して欲しいという類のメールはどうぞご勘弁くださいませ。
　それから、ラブレターに入っていたお金やペンやシールや消しゴムやその他もろもろのものは何か意味があるのかという質問も多いのですが、最初は風間はお金、細田はキャンディとかいろいろ決めていたのですが、「食べ物は問題になるとまずいのでやめなさい」というカサゴ様の命により、適当に入れることになりました。それに、「岩下のオマケはカッターだよな」という私の意見は、カサゴ様に一蹴されましたし。
　また、封筒が偉くファンシーだというご意見も多かったのですが、あえてそうしました。なぜなら、岩下や風間がそれっぽい封筒だと、封筒を見ただけでわかってしまうじゃないですか。あえて、中身をわかりにくくするために、封筒は本当にランダムにしました。だって、岩下っぽい封筒に細田を入れても嫌がらせのように思われるじゃないですか。だから、本当にランダムです。
　でも、中身の紙や筆跡その他細かい点など、スタッフ一同いろいろと拘りを持って作りましたので、喜んでいただければ幸いです。
　ちなみに、同性宛のラブレターが数種類ありますが、すべて確率は１／400となっておりますので、当たった方は偉い強運or悪運の持ち主だと思います。
　なお、別途お金を払うのでラブレターだけ売って欲しいというメールも少々届きましたが、一切そのような行為をするつもりはございませんので、ご了承くださいませ。お気持ちはわかりますが、……ね？

　ちなみに、大阪インテに持っていく分ですが、なくなりました。コミケで少しだけ売れ残った分とあわせてまだ100ほど在庫があったのですが、コミケで売っている時から昨日残りの方々の発送業務に勤しんでいる間に、また多数の注文をいただき、ソールドアウトでございます。

　すんません。

　印刷所もプレス会社も年末年始のお休みなので、大阪インテに「学恋」を持っていけるかどうかは１／５以降にならないとわかりません。ちなみに、これから公式サイトでご注文をされる方々は、早くても１／１５以降の発送となってしまいますので、ご了承くださいませ。
　なお、年賀状は一月いっぱいのご注文分に関しましては誠心誠意対応させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

　それでは、本年一年間、どうもありがとうございました。

　来年は一月末配信予定のアプリ版「送り犬」を皮切りに多数の商業作品に着手する予定ですので、商業、同人ともどもよろしくお願いいたします。

　ではでは、皆様、よいお年を〜。

　なんと言うか、まあね。
　ある程度はわかっていたことなんですけれど……。
　それにしても、本当に不況なんですね。
　もう少し頑張ることができたのではないか。
　そんなことを、ふと考えてしまいます。

　アプリは、結構うまくいくと思ったんですけれどね。……ダメだったんです。
　なんか、悲しくなりました。
　来年、アプリをやる予定だった会社様が吹っ飛びました。ちなみに、送り犬を配信する会社ではありません。
　別の……そう、某ＲＰＧをやろうと画策していた会社が。

　もしかしたらダメなんじゃないかなぁ、と覚悟はしていたのですが、今日連絡がありましたよ。年を越せなかったみたいです。

　うちは、何とか年を越せます。今、みんなで忘年会をしております。外で飲むとお金かかるので、事務所兼自宅で子供も交えて忘年会しております。
　モツ鍋と鉄板焼きです。前回はお金がなかったので、肉がなかったですが、今回は肉がありましたよ！　しかも、牛肉!!　スンバラリアですね、これは。肉、あっという間になくなりましたが。でも、自宅で忘年会って言うのは、時間とか気にしなくていいんで気軽です。今こうしてブログを書いている間も、和室からは賑やかな声が聞こえてきます。
　コミケで差し入れにいただいたお酒やお菓子や全国区の名産品などもみんなで平らげておりますよ。差し入れを下さった皆々様、本当に感謝しております。特に焼酎。うまいよ、焼酎。

　そして、「学恋」が売れましたおかげで、何とかスタッフの方々にも年末年始のお小遣いをあげることが出来ました。ボーナスと呼ぶには程遠い金額なので、お小遣い。でも、源泉はきっちり徴収されるんですけれどね。みんな、少ないながらも大変喜んでくれました。来年は、きっちり封筒がおっ立つボーナスを上げられるようにしたいものです。

　しかしまあ、取引先が吹っ飛んだのは初めてでした。お金をまだ一銭もいただいていないんですが、作業もまだ始めたばかりなので傷口は浅いのが不幸中の幸いというところでしょうか。でも、相手さんのことを考えるとそんなことも言えませんよね。
　とりあえず、わが社の場合、なんだかんだ言っても蓄えがあったり不動産があったり、奥さんがとてもしっかりしていたり、何気に借金はなかったりするところが、生き残れる要因なのかもしれません。だからといって、安心は禁物。来年は、破竹の勢いで猛進してまいりましょうか！

　とりあえず、年明けは大阪インテです！　カサゴの大阪行きは決定していますが、現在自分も行けるかどうか予定を調整中。年始早々、仕事がいっぱいで身動き取れないんですってば。
　とにかく、動け。動いていれば、何とかなる。止まったら負け。見苦しくたって、動き回りますよ〜。

　年内、もういっちょブログ更新できるかなぁ。

　お疲れ様でしたー！
　本当に、今日はたくさんの方に来ていただき、ありがとうございました。
　頑張ってくださいという応援のお言葉が心に染み入りました。
　いやー、でも凄いね、コミケスタッフ。
　さすがというか、なんと言うか、後光が射しておりました。神ですな、彼らは。
　今さらですが、初めて彼らの偉大さがわかりました。

　それから、男性客が多いのに驚いた。今までは、ほぼ女性ユーザーがお客さんだったのに、何事か!?　あんなに男性ユーザーが遊びに来てくれるとは思わなかったよ。ありがとさんでした。

　明日は、事務所の大掃除。そして、お店にも行かないと。
　でも、とりあえず寝ます。
　ほんとに死ぬ。寝ないと死ぬ。

　皆さんの励ましの言葉に包まれながら、いい夢見ます。
　今日は、本当にありがとうございました。

　昨日より関西に出張しておりまして、先ほど、へろへろになりつつも帰ってまいりました。
　事務所では、今もスタッフがフル稼働で「学恋」の発送業務を行っております。
　で、本日から明日に掛けて遠方より順々に発送しているのですが、運送会社に確認したところ宅配便は年内発送が可能なのですがメール便の発送は状況によっては１月５日ごろからになるそうです。なので、メール便でお申し込みいただいている方は、お届けが１月５日以降となる可能性が大ですのでご了承くださいませ。
　また、年末年始は込み合っているため、宅配便でも北海道、九州、沖縄地方にお住まいの方は、お届けが１月５日ごろになるかもしれないと言うことでした。
　メール便も宅配便も、すでにこちらからは発送を済ませておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。
　なお、その他の地域でも場所によっては運送会社の都合上、お時間のかかる場合がございます。なにぶん年末年始の混雑時期のため何かとご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいませ。

　予約数が半端ではないので明日の朝まで発送業務にかかると思いますが、明日はコミケなので出発間際ギリギリまで発送して、それから会場入りしたいと思います。
　明日、コミケにお越しくださる方、お暇でしたら

西地区 "れ" ブロック 18b

　におりますので、遊びに来てくださいねー。
　待ってまーす。

　メリー・クリスマス！
　イブだろうがクリスマスだろうが、社会人は関係なく仕事をしております。というより、イブの晩から今朝までずっと、ラブレター書いておりました。ええ。都合１６種類のラブレターをほぼ一晩書き続けていましたよ、ええ。
　へとへとになりながらも何とか仕上げましたところ、カサゴから買出しに行って来いとのご命令。約３０分掛けて笹塚の駅まで歩いてダンボールやら封筒やらガムテープやらその他もろもろの小物を山ほど買い込んで両手に６つの袋を持って、ひーひー言いながら何とか帰ってきました。帰り道は４０分ほどかかりましたが、タクシー代などもってのほかなので歩きました。
　スタッフ全員フル稼働で頑張っていますから、私が通販やコミケ用の買出しに行かなければならないのです。やれ、これで少し一服できるとくつろいだ瞬間、カサゴに「もっとラブレターの種類増やしてくれますか？」と圧力を掛けられたので、また今晩から明日の朝までラブレターを書き続けることになりました。まだ年内に二つ企画書を書かなければならないと言うのに。鬼だな、あの深海魚は。

「学恋」のマスターが仕上がろうが少しも休まることはなく、日々ネズミのように働いているのですが、そうです、ネズミですよ、ネズミ。クリスマス当日は忙しいので、家族サービスとして、この前の日曜日にディズニーランドに遊びに行ってきました。相変わらず、凄い人でしたよ、ネズミの国。
　小学三年生の長女のお友達一家と一緒だったのですが、朝８時にランド入りし、閉園過ぎの夜１０時半までみっちり遊ばせていただきました。子供たちが遊んでいる間、我らお父さんたちは走り回って行列に並び、パレードも全部見る勢いで満喫しましたよ〜。
　で、この日一番の楽しみは何だったかというと、３歳の次女のスペースマウンテン・デビューなのでした。身長102センチ以上は乗れるってことで、確認も取りました。凄いですよねー、３歳で絶叫マシンに挑戦できるんですから。しかも、３歳はディズニーの入場料タダなんです。タダで乗り物乗り放題で、お財布にも優しい。ディズニーは、他でいっぱいお金かかりますから、これはとても助かります。

　というわけで、２時間並んで乗せてきましたよ、スペースマウンテン。並んでいるときは疲れて寝ていましたが、いざ自分の順番が回ってくるとオメメぱちりんこんで興奮してました。３歳といえど、わかるんですねぇ、もうすぐ自分の人生において何が起こるのか。
「怖いのか？　怖いのか、これは？」
　と、必死で聞いてくる３歳。娘ですが、長男の影響で男言葉を使います。おかげで、よく男に間違われます。
　いよいよ順番が回ってきて、乗せるととても嬉しそう。そして、いざ出発。猛スピードで発進するも、暗闇で何も見えません。しかも、ものすごい轟音が響き渡ります。こりゃあ、娘の様子はわからんなぁと思っていたところ、暗闇と轟音響き渡る中で微かに娘の声が聞こえてくるではありませんか。
「助けてーぇ、誰か助けてーぇ」
　娘の助けを呼ぶ声です。が、その声はまったりと、しかも抑揚のない平坦な調子で、まるで大根役者がセリフを棒読みしているがごとく助けを呼んでおります。
　わずか数分の乗車時間でしたが、娘はずっとお経でも読むかのように助けを呼んでおりました。ゴールに着き、明るくなると娘はにこやかに微笑んでおり、とても嬉しそうでした。どうやら、絶叫マシンを気に入られた様子です。

　そうそう、パレードを見ていた娘はスティッチが大好きなので、あいつの山車が通るとキャアキャア言って喜んでおりましたが、
「ドラえもんはいつ来るんだ？」と悲しんでおりました。ドラえもんは、ディズニーの派閥じゃないのでいつまで待っても来ません。ちなみに、娘がドラえもんで一番好きなのはジャイアンだそうです。のび太は嫌いだとか。将来は、ジャイアンになりたいそうです。
　あと、パレードの席を取るのにレジャーシートを敷くのですが、周りがミッキーやらプーさんの柄のレジャーシートを敷き詰める中、うちのレジャーシートはアンパンマンでした。かなり違和感があったので、やはり郷に入れば郷に従えという言葉は大事だと思いました。昔の人は偉いなあ。

　おわり。

　スーパーポテトの予約特典が評判よく、発売前に予約分だけで完売してしまいました。公式サイトでの通販も驚くほど予約が入り、通販の予約を合計するともうすぐ1000に達するほどです。これは、「アパシー　学校であった怖い話　VNV」を超える注文数かもしれません。
「アパシー　学校であった怖い話　VNV」は、ソフトと同時発売した応援本を合わせて1000件以上の予約が入り、その対応に右往左往しました。
　が、今回は同時発売する攻略本だけでなく過去に発売した作品も合わせて注文されている方も多数おりますので、アイテム数として数えるともうすでに1500件は確実に超えています。当初予定していた製造数ではとても間に合わなくなり、コミケ一週間前だというのにプレス及び印刷会社さんに造版のお願いをしまくった結果、何とか無理を聞いていただき、滑り込みセーフとなりました。おかげで、年内発送分は12月20日までの予約で締め切らせていただいたのですが、20日以降にお申し込みいただいた方でも27日までに振込まれた分までは年内の発送を行う所存でございます。もちろん、代引きに関しましては年内ぎりぎりまで発送させていただきます。
　そして、スーパーポテトさんの追加発注も受けることが出来ましたので、あちらも無事予約再開の運びとなりました。

　そこで、今回は特典の裏話を少々お話させていただこうかと思います。
　今までの公式の特典はというと、卓上型カレンダーでございました。これは自分がもらって便利なものという観点から選びました。卓上型カレンダーならば、実用的なので喜んでもらえると思いました。これは、通販でもコミケでも同一の特典でした。おおむね、好評でした。
　さて、今回の「学恋」の特典ですが、通販とコミケでは特典を変えました。なぜ違う特典かと言うと、それはコンセプトを変えたからです。今までの、もらって便利なものという考え方を捨て、ファンがもらって喜ぶものという観点で考えました。なぜなら、今回の作品はあらかじめ学怖を好きな方をターゲットにしておりますし、ジャンルからいってもタヌキのキャンタマのような広いお心を持った方でないと手を出しづらいのではないかという、購買層はかなり限定されると思ったのでピンポイントの特典にしようと思いました。
　だから、そんな方々に喜んでもらえるものは何かと考えた結果、一つ一つの特典に愛を込めた手作り感のあるものにするべきだと決めました。それで、年賀状とラブレターにしたのです。年賀状は通販の特典で、且つもらえる相手が選べるのに対し、年賀状は冬コミの特典で、且つ自らが選ぶ抽選形式としたのもそのためです。
　もしファンの声をそのまま形にするならば、ラブレターこそ相手を選べるものにしたほうが望まれたかもしれません。しかし、あえてそれをしたくはありませんでした。

　年賀状は、ある程度誰から来るか予測できます。だから、ほとんど驚きはありません。驚きというよりも、誰々から年賀状が来たという純粋な喜びのほうが大きいでしょう。たとえ、思わぬ人から年賀状が来たとしても、それはドキドキよりもニッコリではないでしょうか。
　でも、ラブレターは違います。誰から来るかわからない。それは己の予測を超えた存在であり、ラブレターをもらうという行為自体が驚きやドキドキではないでしょうか。
　ある日の放課後、下駄箱を開けると、ハラリと落ちる一枚の封筒。もしかして、それはラブレター？　封を開けるまで、誰から来たのか、そして何が書いてあるのかわからない緊張が走る至福の瞬間、それがラブレターの基本だと思います。
　ですから、皆さんに少しでもその気持ちを味わっていただければと考えました。
　せっかくコミケで直に特典を受け取るのですから、ぜひ皆さんにそのドキドキ感を味わっていただきたかったのです。
　か・な・り、気合の入ったラブレターになっております。すべて、私自身が心を込めて文面を考えさせていただきました。本気で、気合と愛を注入しました。
　男性用と女性用に分かれており、男性用は岩下、倉田、福沢などの女性陣が男性宛に書いたラブレター、女性用は坂上、荒井、風間等の男性陣が女性宛に書いたラブレターとなっております。
　が！　何事にも、例外はございます。本当に極稀な確率で、女性陣が女性宛に書いたもの、男性陣が男性宛に書いたものがございます。さらには、思わぬあの人から……!?
　それを大当たりと思うか、はたまたはずれと思うかはその方の考え方次第でございます。ですから、本命を狙うもよし、同性宛のラブレターを狙ってギャンブルにでるもよし、封を開けるまで誰が誰を対称に書いたかわからないロシアン・ルーレットなラブレターなのでございます。

　今回の「学恋」のコンセプトは様々なる愛の形。今まで学怖を愛し、ここまで育ててくださった皆様に対して、私たちスタッフからの最大の愛情表現だと受け取っていただければ幸いでございます。
　ぜひ、指先を震わせながら抽選してやってください。数百分の一の確率である一点ものを引き当てた方は、天運の持ち主なのか、はたまた凶星の下に生まれた呪われた皇子なのか、それはあなた様のみが知ることでございます。

　それでは皆様、12月29日、冬コミでお会いいたしましょう。