千葉県東金市の保育所園児、成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5歳)が殺害された事件で県警東金署捜査本部は4日、殺人容疑で再逮捕した勝木諒(りょう)容疑者(21)が「女の子が『帰りたい』と言ったから殺した」という趣旨の供述をしていることを明らかにした。
捜査幹部によると、勝木容疑者は無理やり部屋に連れ込んだ幸満ちゃんを引き留めたが「帰りたい」と抵抗されて争いになり、浴室に連れて行き浴槽の水につけて殺害したと供述している。
勝木容疑者は08年12月6日に死体遺棄容疑で逮捕された直後は「女の子がついてきた。気付いたら自宅にいた」と供述。26日の再逮捕時には「帰るように言ったのに帰らなかったので、かっとなって殺した」と話していた。その後「自宅近くの路上で女の子を見かけ抱えて自宅に無理やり連れ込んだ」と供述を変えたため、幸満ちゃんが「帰らない」と言い張るのは不自然とみていた。【中川聡子】
毎日新聞 2009年1月4日 20時53分(最終更新 1月4日 21時41分)
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