ニュース: 生活 RSS feed
都、失業者500人に体育館開放 厚労省の要請受け
このニュースのトピックス:労働・雇用
東京都は4日夜、日比谷公園や厚生労働省講堂に寝泊まりしている失業者ら約500人分の宿泊スペースとして、都内の廃校になった体育館など4カ所を開放することを明らかにした。期間は12日までの約1週間。
講堂の使用期限が5日朝に迫り、日比谷公園の「年越し派遣村」実行委員会が衣食住の確保を求め厚労省と交渉。省の要請を受けた東京都が、廃校となった中央区の体育館や練馬区の児童養護施設などを宿泊先として開放することを決めた。弁当や毛布も提供する。
実行委によると、支援を求め集まった失業者らはこの日さらに約100人増え、約500人に達した。中には持ち金が尽きて路上生活を余儀なくされ、衰弱しきっている人も多い。このため肺炎やインフルエンザにかかるなどして8人が入院した。