企画会議＠働く女の『ホンネ』

私の友達は晩婚が圧倒的に多いらしく
三十路になった今になり、私は人生最初の結婚ラッシュに巻き込まれた。
何しろ、先月から５ヶ月連続で結婚式に招かれているのだから、お財布は相当キツイが
今後は彼女達が呪文のように唱えていた
「結婚したい！結婚したい！結婚したい！」
という言葉を聞かなくて済むと思うと、せいせいする。
（ホントはちょっと寂しい･･････）

結婚ラッシュはきたものの、私を含めまだ半分は独身であり
時々、デートくらいはするものの
人生のパートナーと思える相手はいないという友達が多い。

３０過ぎて独身であることに決定的な理由がある人は少なく、それどころか
それなりに美人で、それなりに仕事もでき、それなりに性格もよい
という三拍子揃った女性が多いように思われる。

それなりに「いい女」であるから、
理想が高いのか、それとも、ただ縁がないだけなのか……。

彼女達は、口を揃えて言う。
「だって、いい男のほどんどは既婚なんだもん」
確かに、仕事ができるカッコイイ男というのは
仕事に打ち込む為に、早めに身を固めてしまうか
仕事に打ち込み過ぎて、婚期を逃すか
のどちらかで、、三十路女が狙う後者の男はすさまじい倍率になってしまう。

若い子と争っても、勝算があると思えないし
それよりなにより「疲れる恋愛」は、もう懲り懲り。
倍率１の男と運命的にめぐり合い、トントン拍子に結婚というのが三十路女の理想だもの。

幸せになるなんて、本当はすごく簡単なことなのに。
運命の相手に出会うことさえできれば。

「出会い」の難しさが身にしみている三十路の新婦達は
結婚式の席順で、独身男女をまとめ半合コン状態にしてくれることが多い。
若かりし頃、男を巡って足を引っ張り合っていた女達は
三十路と同時に、「助け合う時代」に突入するのだ。

次はどんな男達と同席かな？
と一人ウキウキしていたら、友達からメールがきた。
「いづみちゃんのテーブル、女は全員独身だけど、男は全員既婚になっちゃった。ごめんね」

既婚男と同席ということよりも
「ごめんね」に、ちょっぴり傷ついた私であった。