イスラエルが27日に始めたパレスチナ自治区ガザの大規模空爆は半年以上前から周到に準備され、ガザを支配する強硬派ハマスや自国民をも欺く電撃作戦だったことがイスラエルの報道で分かった。
ハーレツ紙によると、バラク国防相が軍に作戦準備を指示したのは、ことし6月にハマスと6カ月間の停戦に合意する前だった。国内治安機関シャバクの協力も得て、ハマスの治安施設や武器庫、訓練キャンプ、幹部宅の位置などについて詳細な情報収集が行われた。計画は今月24日の治安閣議で最終的に承認されたが、メディアを通じて「国際的なイスラム過激派」が主議題だったと虚偽の発表をした。(エルサレム 共同)