【12月14日02時24分更新】
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◎「拳銃」認定のエアガン回収 県内の3人提出 県警「今出せば罪にならない」

拳銃と認定された回転式拳銃型エアガン
拳銃と認定された回転式拳銃型エアガン
 遊戯銃製造会社「タナカ」(東京)が製造販売したエアガンに殺傷能力があるとして、 拳銃と認定されたエアガンが石川県内にも出回り、県警が所有者から三丁の任意提出を受 け、回収していたことが十三日までの調べで分かった。県警によると、提出した男性三人 は玩具店やインターネットで購入していた。現時点でこのエアガンを提出すれば、銃刀法 に抵触することはなく、県警が提出を求め、回収を進めている。

 県警が提出を受けた三丁は、十一月下旬、警察庁と経済産業省が拳銃と認定した同社製 造のエアガン四種類のうちの一つで、「S&W M500カシオペアモデル」。七月に販 売が開始され、薬きょうの中にガスを入れて圧力で弾を発射する仕組みになっている。

 タナカが製造販売したエアガンをめぐっては、警視庁が今月二日、殺傷能力があるエア ガンを販売したとして、同社社長、田中祥元容疑者(64)=東京都北区王子=を銃刀法 違反(拳銃所持)容疑で逮捕している。

 県内の男性三人は報道で同社のエアガンに殺傷能力があり、拳銃に認定されたことを知 り、それぞれ最寄りの警察署などに持参、提出した。

 県警などによると、殺傷能力のあるエアガンは全国で約二千丁が流通し、現時点で千丁 以上が未回収になっている。県内に出回ったエアガンの数も不明という。

 県警は、玩具店などに対し、四種類のエアガンが在庫として残っている際には速やかに 提出するよう呼び掛けている。既に販売した場合には販売先を開示するよう協力を求めて いる。四種類のエアガンを所持した場合の免責期間は決まっておらず、県警は「現時点で は罪になることはない。持っていればいち早く提出してほしい」(組織犯罪対策課)と呼 び掛けている。

◆拳銃とエアガン 火薬を使って金属の弾丸を発射する拳銃は、回転式や自動式があり、 銃刀法で所持などが禁止されている。ガスの圧力で弾丸を発射する銃は空気銃、準空気銃 と呼ばれ、ともに殺傷能力があり、所持などが禁止されている。エアガンは準空気銃以下 の威力とされ、銃刀法の規制対象外として市販されている。


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