ホームレス襲撃:昨年5人死傷 東京・多摩地区

昨年以降ホームレスが襲撃された場所
昨年以降ホームレスが襲撃された場所

 都内の多摩地区では昨年3月以降、ホームレスの中高年男性が襲撃され死傷する事件が相次ぎ、警視庁が捜査を進めていた。

 最初の事件は昨年3月5日午後8時50分ごろ発生。府中市分梅町2の中央自動車道高架下の公園で、男性(76)が頭などを殴られ重傷を負った。

 翌6日午後5時過ぎには、調布市上石原の中央自動車道高架下の公園で、60代の男性が鉄パイプのようなもので頭を殴られ軽傷。

 同12日には、府中市小柳町4の西武多摩川線の立体交差下で男性(46)が頭などを殴られ重傷。自転車に乗った若い男が逃走するのが目撃された。

 この事件以降、近隣でのホームレス襲撃はいったん治まったかにみえたが、6月20日午前4時25分ごろ、国立市谷保の多摩川河川敷の石田大橋の下で寝ていた男性(63)がいきなり鉄パイプのようなもので頭を殴られ軽傷を負った。やはり自転車に乗った若い男が逃走するのが目撃された。

 1週間後の同27日午前6時35分ごろには、府中市是政3の中央自動車道高架下の公園で、男性(74)が遺体で発見された。頭部に殴られた跡があり、腹部や腕など10カ所に切り傷もあった。

 そして今年1月2日午後5時45分ごろ、世田谷区喜多見3の東名高速道高架下で、50~70歳の男性が遺体で見つかった。頭部に十数カ所殴られた跡があった。

毎日新聞 2009年1月3日 21時31分(最終更新 1月4日 0時06分)

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