2009年1月4日 12時17分更新
けさ早くニューギニアで起きた大地震で、気象庁は太平洋沿岸などの広い範囲で津波注意報を発表しました。
関西では和歌山県の沿岸に津波注意報が出されており、串本町や那智勝浦町などで津波が観測されました。
気象庁によりますと、きょう午前4時44分ごろ、ニューギニア付近を震源とする大きな地震がありました。
震源の深さは30キロで、地震の規模を示すマグニチュードは7.5と推定されています。
この地震で気象庁は関東から九州の太平洋沿岸と奄美地方などの広い範囲で津波注意報を出しました。このうち関西では和歌山県に津波注意報が出され、▼串本町で30センチ、▼那智勝浦町で20センチ、▼御坊市と白浜町で10センチの津波が観測されました。
和歌山県警察本部や各自治体の消防によりますと、これまでのところこの津波による被害の報告は入っていないということです。
このほか、▼和歌山港は午後4時に津波が到達するものと予想されています。
津波の高さは50センチと予想されています。
津波の到達予想時刻はあくまでも目安で、実際にはこれよりも早く到達することがあります。
気象庁は震源地が遠いため周期の長い津波がこのあと夕方にかけても続くおそれがあり引き続き沿岸や河口付近などには近づかないよう呼びかけています。