スプーン曲げとは、いかなる現象なのか。ここでは、それを説明する。
■スプーン曲げ現象とは
スプーン曲げとは、正式名称メタル・ペンティングといい、金属曲げとも言います。
金属曲げは、昔から鉄の箸を曲げると言う事で伝えられてきました。その内容は、
こすって曲げると言う事でした。その点では、現代のスプーン曲げと似ています。
要は、昔の鉄箸曲げの現代版です。
スプーンを曲げたり、ねじったり、折ったりいろいろです。
■スプーン曲げブームの到来
1974年、この現象はユリ・ゲラーが来日した事により、一気に有名になりました。
以後、次々とスプーン曲げ少年が登場していきました。
■スプーン曲げ能力者次々登場の怪と疑惑
ユリ・ゲラーが来日した後に全国から次々にスプーン曲げ能力者が現れたのは
本当に不思議です。ちょっと不気味にも思えます。中には、やはりインチキ少年もいたようですが、
本物の超能力者なのにそのときだけトリックを使ってしまってインチキとされてしまった
悲劇の能力者もいます。その中でも代表的なのが、関口淳さんです。
この人は、スプーンを空中に投げて曲げた人でした。
あるとき、調子が出なくて、テレビ局のスタッフから「君の能力は本物とわかってるからいいよ。
トリック使いなさい。」と言われ、当時小学生だった関口さんはこの言葉に従いトリックを
使ったのです。この時、偶然にも週刊誌の記者が隠しカメラを撮っていてそれが公表されてしまった
のです。関口さんは、この事件がきっかけで、超能力界から姿を消しました。
数年前の週刊誌の取材では、悔しそうにこの出来事を語ったといいます。
でも、「学研ムー」の10月号総力取材の表紙を見たんですが、帝国ホテルの硬いスプーンを、
6歳当時にねじ曲げた写真が映っていました。このように曲げるには、およそ600キログラムもの
圧力をかけないと無理だと書いてあります。このことから見ても、やはり関口さんは本物です。
また、清田さんもこれと同じようにインチキ呼ばわりされてしまいました。
このようなテレビ局や社会の汚いやり方には、すごく憤りと怒りを感じます。
■何百キロもの圧力をかけないと無理なスプーン曲げの不思議
さっきの関口淳さんのスプーン曲げの例を見てもわかるように、何百キロもの力を加えるのと
同じぐらい力が必要と言うのは、すごいとしか言いようがありません。
ここに来ているであろう何人かの否定派の皆さん、これはてこの原理で説明できると思って
らっしゃるでしょうが、600kgもの力なんて、てこの原理でも不可能です。火事場の馬鹿力
でもないです。火事場の力では、せいぜい人間の体重の2倍、強くても3倍までしか力は
出せません。人間の力ではとても不可能です。
では一体なぜ、このようなすごい力が出せるのでしょう。これは、今もって謎です。
人間の中に流れている、気、オーラ、生命エネルギー、オルゴン、エクトプラズムのなせる業
なのかもしれません。