ノルウェー中銀が大幅利下げ、一段の金利引き下げを示唆
[オスロ 17日 ロイター] ノルウェー中銀は17日、政策金利を175ベーシスポイント(bp)引き下げ、3.00%とした。引き下げ幅はアナリスト予想を上回った。世界的危機の影響回避を目指すとともに、今後の追加利下げの可能性を示唆した。
石油輸出が主導する同国経済は減速し、インフレは緩和。同中銀は国内経済の「明確な下降」リスクが増加したとの見解を示し、2008年第4・四半期と09年第1・四半期に経済が収縮するとの見通しを示した。
また、来年3月下旬まで政策金利は2─3%の水準になる可能性が高いとし、前回予想の4─5%を下方修正した。政策金利は09年12月に1.95%まで引き下げられ、その後上昇に転じるとしている。
インフレについては「来年にも2.5%を下回る可能性がある」とした。中銀はコアインフレの目標を2.5%としている。
ロイターがアナリスト14人を対象に実施した調査では、全員が100─150bpの利下げを予想していた。
ノルウェー政府は来年早々にも、財政面からの景気刺激策を計画している。
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