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ホームレス最後の越年/川崎・愛生寮で一時受け入れ本格化
- 社会
- 2008/12/27
来年一月九日に閉所する川崎市の緊急一時宿泊施設「愛生寮」(川崎区堤根)で二十七日から、年を越すホームレスの受け入れが本格化した。不況に加えて、今回の年末年始は長期休暇となることから、前年よりも多く人たちが訪れた。
受付日の二十六日に訪れた相談者は前年同期の倍近くに当たる約七十人に及んだ。入居者は当初のめどの五十人にほぼ達した。
大半がアルミ缶を回収したり、日雇い労働をしている人たち。年末年始、受け入れ先の企業が最長で九日の休みとなり、収入源が一時的に絶たれることが要因とみられる。一方、失業し社員寮などを追われ、行き場を失った派遣社員などのケースは少ないという。
市の二〇〇八年度の越年対策事業は来年一月五日まで。最終日には相談日を設けて福祉と連携した自立支援を行う。愛生寮の閉所後も市のホームレス支援事業は継続し、川崎区の市就労支援センターと富士見生活づくり支援ホームを主な拠点に展開していく方針だ。
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