阪神大震災「教わった」8割超 震災後生まれ神戸の小6阪神大震災後に生まれた神戸市の小学6年生約1000人を対象に共同通信が実施したアンケートで、震災について8割以上が家庭や学校で教わったことが分かった。一方、災害時の連絡方法などは6割が家庭で話をしていないと回答。14年前の経験は“震災を知らない世代”に着実に伝わっているものの、必ずしも次の災害の備えにつながっていない実態が浮かんだ。 調査は神戸市教育委員会の協力を得て昨年11月に実施。市立小169校のうち、市内全9区から1校ずつ計9校を選び、小6(11-12歳)の計997人から回答を得た。 このうち「震災を知っている」としたのはほぼ全員の995人。 震災を知ったきっかけを複数回答で聞いたところ「家庭」が87%で最多。「学校」も86%とほぼ並んでおり、学校での震災教育が一定の効果を上げていることが分かった。続いて「テレビ」76%、「本」48%、「近所や地域の人」15%だった。 震災を経験した家族がいる子は89%。被災家族がいる子といない子で比べると、いる子の「知ったきっかけ」は家庭が90%だったのに対し、いない子は61%だった。
【共同通信】
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