公園遊具の更新、国が半額補助 老朽化による事故多発で国土交通省は3日までに、都市公園内の老朽化したブランコなどの遊具を入れ替える地方自治体に対し、費用の半額を補助する制度を2009年度に創設することを決めた。老朽化した遊具の倒壊などによる子どもの事故が後を絶たない一方、自治体の財政難で更新が進まないためで、保護者にも朗報になりそうだ。 創設するのは「都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業」で、09年度予算案に約30億円を盛り込んだ。都道府県や市区町村が更新の必要な遊具の種類や経費などを示した計画を作成し、国交省が緊急性などを確認して同意すれば事業費の半額を補助する。 国交省と遊具メーカーの業界団体は昨年8月、更新時期について、主要な部品が金属製の遊具は設置から15年、木製は10年との目安を示しており、これらを基準に補助対象の遊具を決める見通しだ。 同省によると、都市公園の遊具で起きた骨折などの重傷事故は02年度以降で68件あり、うち27件は老朽化が原因とみられている。
【共同通信】
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