社会 鎌倉市内の私立保育園が発行している保護者向けの「たより」の三・四月号に掲載されている写真で、一部園児の顔や体が黒く塗りつぶされていることが二十五日、分かった。保育園側は「保護者から載せないでほしいと要望があったため」などと説明している。
園だよりはB5判のカラー刷り。園児が遠足に行ったり、ひな祭りを祝ったりしている様子などの活動を紹介している。表紙の下部に「本誌掲載の個人の写真等についてはご家庭からのご承諾をいただいております」と記されている。保護者らに配布されているという。
掲載されている写真の大半は縦二・五センチ、横三・五センチほど。集合写真や避難訓練などを撮影したもののうち、一部園児が誰だか分からないように黒く塗りつぶされている。
同園は保護者に園児の写真・映像(肖像)の園だよりへの掲載や、報道、出版、テレビ放送、インターネットホームページ等への使用への承諾を求める文書を配布。保護者が「私は子どもの肖像や発言内容の使用を承諾します。一切の異議申し立てをしません」などと書かれた場所の下に署名押印する。
同園側は「写真を差し替えるなどの対応が時間がなくてできなった。本来は黒塗りにはしたくなかったので苦渋の決断だった」などと話し、この措置については「あくまでも保護者の要望に沿ったもので、今回に限ってのこと」としている。
全国約二万千の公立、私立保育園が加盟する全国保育協議会事務局は「個人情報保護法の施行後、肖像権の承諾書を集めるケースはほかにもある。ただ、写真を黒塗りにしたとのは聞いたことがない」と話している。
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