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月間受賞作品紹介
【2000年6月】
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いやはや、おかげさまで今月も豊作ッス。ハデさには欠けるものの、どれもボディブローのごとく後から効いてくる作品ばかり。ここのところ、作者ならではのカラーを出した作品が増えてきている。とてもいい傾向だね! これからも楽しみだ。 |
グルグル回るトロッコを避けてススメ!! パスワードが解からないと、扉は開かないぞ! やっと見つけた財宝を見て、人の心は変わってしまうのか!? |
発掘アドベンチャー
受賞者:鈴木 太郎さん [東京都] ジャンル:ダンジョン・アドベンチャー 対応機種:Windows95/98 (RPGツクール2000作品) |
審査員のコメント | |
発売日から2ヶ月間という速さで、投稿されたこの作品。インパクトに欠けてはいるものの、サンプル素材を上手く使い、ストーリーもうまくまとまっているね。また、登場人物の個性が明確でわかりやすかった。ひたすらダンジョンを進み、財宝を探すゲームかと思いきや、途中にある謎解きが、それぞれ違い工夫されていたね。トロッコのイベントには相当苦労させれちゃった!! ラストの財宝を目にしてから変わる人間の心や“エリナ”の悲しい過去など、オチもGood! ただ、謎ときの答えがすぐに見つかってしまって、迷うことなく進めてしまうのが次第に物足りなく感じてしまった。適度に、隠しイベントなどを取り入れれば、ゲームにボリュームが出たと思うよ。 【こむこむ】 | |
投票者からのコメント | |
ダンジョン自体はそこそこでしたが、会話やストーリーなどは良くできていると思います。特にエンディングは感動しました。セリフや演出に勢いもあり、想いが伝わってくるようでよかったです。
[18歳 男性] すこし、会話に矛盾のような所があった気がしたけれど、それ以外はかなりよかった。前半は敵が弱くて退屈だが、中盤からは、ダンジョンの奥深くに入っていくにつれてだんだんと戦いが厳しくなってくる所がいい。 [14歳 男性] | |
受賞者のコメント | |
え!? 受賞!? マジで!? いやー、めでたいですねー。グラフィックがサンプルで、しかも目立って特徴が無い(笑)にも関わらず受賞できてうれしいです。プレーしてくれた皆さん、どうもありがとうございました! ふぅー。 制作期間:約2週間 制作人数:1人 苦労したところは?: 自分をやる気にさせること(笑)。 | |
※この作品をプレーするには、RPGツクール2000 RTPが必要です。 未インストールの方はコチラでダウンロードできます。 |
戦え!
まるか防衛軍
受賞者:P.N あたり!さん [熊本県] ジャンル:暇つぶしSTG (シューティングツクール95作品) | |
審査員のコメント | |
またまた『シューティングツクール95』の新たな可能性を見せてくれる作品が登場! この『戦え! まるか防衛軍』は、画面上部から落ちてくる宇宙人を撃墜する、落ちゲーシューティング作品なのだ。アイデアも秀逸だし、ツクールの使いこなし方もかなりのもの。とくに宇宙人誘爆コンボ(勝手に命名)は爽快感満点だ。しかし、これ難しすぎませんか? 楽しむ前に、即効ゲームオーバー! ムッキー! これって、俺だけ? アイデアが素晴らしい作品だけに、その点だけが超残念。あと、ステージがずっと同じなのも勿体無い気がするね。降ってくる敵の種類が段々に増えてくるなど、ステージクリア式にしてみるのも、いい方法かもしれないね。 【O貫】 |
wander
受賞者:P.N 海月 流雨さん [滋賀県] ジャンル:RPG (RPGツクール95作品) | |
審査員のコメント | |
まず驚いたのがツクールの機能をフルに活用したトラップの数々。それに、買い物や主人公たちの強化といったシステムにも様々な工夫がこらしてあり、イベントのひとつひとつが個性豊かだ。絵もきれいに描き込まれているし、主人公の顔グラフィックがセリフに応じて変化する演出部分など「よくここまでやったな」と思う。ただこれだけよくできてるのにゲームとしてツメの甘さがあるのにはちょっと残念。まず敵がメチャクチャ強い。苦労してレベルをあげても一撃で倒されることがあるんだよね。セーブポイントが限定されているのもキツイかな。トラップにしても少しヒントはほしい気がする。ゲームの核がトラップであることを考えるとこの点はちょっと痛いかな。すごく楽しめただけにおしい作品ですね。 【ジョージ】 |
こじろうと愉快な仲間達
受賞者:野口 寿一さん [埼玉県] ジャンル:バトルシミュレーション (シミュレーションRPGツクール95作品) | |
審査員のコメント | |
運の勝負である“じゃんけん”にヘルプアイテムなどの戦略的要素を加えた“じゃんけんバトル”のシステムがよく出来ている。“あっち向いてホイ”コンボでダメージを追加できるというアイデアも、なかなか爽快で面白かった。しかし、これだけバトルシステムがしっかりしているのに、結局“それだけ”で終わってしまっているのはもったいないと思うぞ。システム部分だけで満足せず、そのシステムをより生かせるようなストーリーやゲーム構成を考える必要があるんじゃないかな? 【重トシ】 |
その他の作品 | |
惜しくも、受賞作品には選ばれなかった作品を紹介します。 | |
ハイパー武器屋 | ■ひとつひとつのクエストにつながりがなく、ストーリー全体が把握しづらい。主人公以外のキャラクターたちが勝手に話を進めてしまう場面も多く、人にプレーしてもらうためのゲームとしては、練り込みの甘さを感じた。 [重トシ] |
Revi-Min | ■サイコロは運だとしても、進み先は自分で選べたりすると良かった。 [こむこむ] |
雑RPG 王道一直線 | ■アイテムがなぜか全部バナナだったり、作者自らが主題歌を口ずさむなど、かなりの“味”を感じる作品だった。しかし、ストーリーらしいストーリーがなく、はっきり言ってゲームとして成立していない。それと著作権ギリギリのBGMはやめようね。 [重トシ] |