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月間受賞作品紹介
【2000年4月】
<前月へ ● 次月へ>
今月は受賞作品が2作品と少なめだけれど、どちらもなかなかやり応えのある力作だ。まだやってない人は、ぜひともダウンロードしてみてほしいぞ。今回、惜しくも入賞を逃してしまったものもあったが、どれもあと一歩で受賞といったものばかり。決してレベルの低いものではなかった。今後に期待大だ! |
Last
Lot
受賞者:P.N Endless Nightmareさん [大分県] ジャンル:RPG 対応機種:Windows95/98 (RPGツクール95作品) | |
審査員のコメント | |
キャラクターとマスター(=プレーヤー)が対話することで、ドラマが進んでいくというゲームシステムがおもしろい。好き嫌いが別れそうだが、プレーヤーが選ぶ選択肢によってキャラクターが喜んだり戸惑ったり、それを見ているのが楽しい作品だった。ただ、“それだけ”というのがおしい。ゲームをプレーしているというよりは、ただシナリオをなぞらされているという印象をもってしまう。あと、「ここはBGMがあったほうがいいのに……」と思うところが何箇所かあった。ドラマとして見せたいのであれば、細かい部分の演出にもこだわってほしい。アイデアの方向性は良いので、今度はもっと作りこんだ作品を期待しちゃうぞ。【O貫】 | |
投票者からのコメント | |
エンディングの数が多いだけでなく、エンディングによってキャラクターの見方が大きく変わるのが面白い。ただ、ストーリーを進める上で少し面倒なところもあった。
[16歳 男性] キャラクターも可愛く、マルチシナリオマルチエンディングで楽しめました。エンディング後のキャラ同士のやり取りが さいこーですッ! [20歳 男性] |
VSmaker
受賞者:P.N 道化さん [福岡県] ジャンル:コンストラクションツール 対応機種:Windows95/98 (オリジナルプログラム作品) | |
審査員のコメント | |
作者は自身のことを“ど素人”と言うが、この『VSmaker』を本当に気合だけで作り上げたとすればオドロキだ。収録されているサンプルゲームを遊んでみてもわかるが、きちんと遊べるゲームが作成できる立派なコンストラクションツールになっている。エディタ類も一見簡素だが、必要なものが凝縮されているのだ。“Input maker”や“Blend Maker”などは、直感的に操作が理解できる作りになっていて関心した。残念なのは、グラフィックの管理方法がわかりづらいところ。“Range Maker”がもっと使いやすければ良かったなあ。今月は『VSmaker』と『Dot Impact J』という、ふたつのツールが応募された。本当なら受賞しても文句のないレベルだと思う。が、今回はこれらのツールの将来性を考えて、あえて努力賞とさせてもらった。このふたつのツールはもっと調整をすることで、より良いツールになると考えたからだ。また応募してほしい!【O貫】 | |
投票者からのコメント | |
少し暗めだけど、とてもよかった。こういうの好きです。[24歳
女性] |
Dot
Impact J
受賞者:山田 憲司さん [北海道] ジャンル:ドットエディタ 対応機種:Windows95 (オリジナルプログラム作品) | |
審査員のコメント | |
『Dot Impact J』は、ゲーム用のドット絵を描くのに必要な機能が充実しており、グラフィックツールとしてなかなか使えるレベルだった。しかし、いくつかの点について改良すれば、もっと使いやすくなると思うぞ。まず、範囲を指定しての処理。これは指定した範囲をドラッグするだけで移動できるようにしてはどうだろう? 次にツールパレット。たとえば範囲指定処理とコピー機能を統合して、範囲指定後にコピーするとか反転するとか、あるいは移動するなどを選べるようにすると、より使いやすくなるんじゃないかな? 本当は今のままでも受賞としたいところなんだけど、『Dot Impact J』にはここで終わってほしくない。だから今回はあえて厳しい評価をつけさせてもらった。さらに改良を重ね、より素晴らしいドットエディタとして、再び投稿してくれることを期待してるぞ。【重トシ】 | |
投票者からのコメント | |
なかなか扱いやすくて気に入りました。ただ、クリップボード経由のコピー&ペーストができなかったのは残念。
[20歳 男性] ドットエディタで、もっとも基本で重要な「軽さ」や「使い易さ」に重点を置いた作りは、評価としては高いと思います。実際、使用感もかなり快適です。唯一惜しい事としては、終了時の状態(ウィンドウサイズ等)を記録しておいてくれないので次回起動時に再調整をするのが面倒という事でしょうか。 [29歳 男性] |
その他の作品 | |
惜しくも、受賞作品には選ばれなかった作品を紹介します。 | |
エラナロクの聖石 | ■オーソドックスだが丁寧に作られていて好感が持てる。ストーリーもなかなかボリュームがあるし、単純に見えて奥が深い。しかし、全体的に単調で物語を進めていく意欲がわいてこないのが残念。[O貫] ■ストーリーがとても気に入りました。途中で石をよけたりモンスターをよけたりと途中で飽きずにプレイできました。最後の方は、感動的でとても楽しませてもらいました。(14歳 女性) もっと想像できない展開にしてほしかった。すこしシンプルすぎたと思う。(14歳 男性) |
SIGNAL | ■前作に続き、かわいい女の子グラフィックが特徴のこの作品。キャラクターの個性など、うまく表現されていると思いますが、先の話が読めてしまい、ストーリー部分での物足りなさを感じてしまった。[こむこむ] ■ありきたりなところもあるけど、変にキャラの性格などが確立されてなく、とても遊びやすいですね。(16歳 女性) すっごく楽しめた。「あの選択をするとどうなるんだろう?」とか考えるのがすごく楽しかったし、バットエンドもいっぱいあったから、探すのに結構時間がかかりました。絵が自然でかわいかった。(14歳 女性) |
QD@_Designs | ■シャープと言えばシャープだが、これといってなにも感じるものがないのは俺だけかな?
[O貫] ■訴えかけるものが無く、物足りない感じがしました。(18歳 男性) |
Dread Color | ■オブジェクトの完成度は高く見えるが、絵として見るには物足りなさを感じてしまう。[O貫] ■とってもよかったです。 かわいいというか……。愛敬があるというか……。 (24歳 女性) |