LIFEWORK BOOKS CAFE RSSを登録する

自分らしく生きたい方、転職したい方など私が毎日本を読む中でお勧めの本を日々紹介していきたいと思っております。今まであまり読書に興味をもたれなかった人でも読みやすい内容にしていきたいと思います。

  • 周期 日刊
  • 最新号 2009/01/03
  • 発行部数 168
  • マガジンID 0000262497
  • 個別ページ
最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/11/30

LBC232号『世界はいま』⇒『大恐慌』以後の世界

この記事を取り寄せる

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  LIFEWORK BOOKS CAFE 第232号 

    ><『大恐慌』以後の世界 
 
      〜多極化かアメリカの復活か〜 浜田和幸著 >< 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 (1)本日のお勧め本
 (2)ここに注目!!
 (3)本日の気づき
 (4)目 次

 ☆LIFEWORK BOOKS CAFE
 をまぐまぐ大賞2008に推薦する! ☆

 ⇒ http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/form.html?0000262497

 ☆☆☆『LBCお客様感想受付係』☆☆☆

 http://form.mag2.com/draifrotil

 ☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆


<><><><><><><<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><<><><><><><><><><><><>

(1)本日のお勧め本

  「大恐慌」以後の世界 (光文社ペーパーバックス)浜田和幸
  価格:¥ 1,000(定価:¥ 1,000)
  http://www.amazon.co.jp/dp/4334934528/ref=nosim/?tag=azzu017-22
  
    本日は、大恐慌以後の世界を展望する意味でも読んでみたい1冊をご紹介したい
 と思います。
  
  著者は、国際未来科学研究所の代表であり、投資銀行、ヘッジファンドがメイン
 であった新自由主義、市場原理主義経済が今後どのように変化していくかを説いた
 1冊になっています。

  そして、この本の中で世界の流れもそうですが、福田前首相の辞任の理由。
 実はアメリカからドルの融通を迫られたからだったとのこと。

  自分は初めて聞きましたが、辞任の理由の候補としてはそれなりの筋が通って
 いるなあと感じました。

  今後の世界の流れ、そしてその中でどのようなポジションを日本が築いていく
 べきかを知る上でもおもしろい1冊だと思います。 

(2)ここに注目!!

  ◇2008年9月25日、ドイツのシュタインブリュック財務相は、ドイツ議会で
   歴史に残る演説をした。『世界は危機前とは一変するだろう。アメリカは世界の
   金融システムにおける超大国の座を失い、世界の金融システムはいちばんと多極化
   するだろう』と述べた。

  ◇ウォール街大崩壊の直接のきっかけは、2008年3月の大手投資銀行ベアー・
   スターンズの破綻である。つい数ヶ月前まで株価100ドルを誇った銀行がたった
   2ドルで買収されるまでに転落。

  ◇ベア・スターンズがこのような運命になったのは自業自得である。なぜなら、自
   己資本が800億ドルでありながら、13兆4000億ドルもの巨額な投資を操り、
   平然と莫大な利益を貪っていたからだ。

  ◇アメリカのドルは、世界最強と言われた政治・経済・軍事力を背景に、アメリカ
   の国内通貨である以上に、世界の共通通貨として広く流通してきた。

  ◇政府管理下に置かれたファニー・メイとフレディ・マックは、今後、抱え込んだ
   住宅ローンを処理することに追われる。5兆ドルといえば、日本円にして約500
   兆円を超えるから、その作業に何年かかるかは、いまのところまったくわからない。

  ◇ゴールドマン・サックスが2008年の年初に行なった予測『砂糖を除く、すべ
   ての食料品の価格が2008年後半には急上昇を遂げる』は、後半を待つまでもな
   くほぼ的中している。なかでも顕在化してきたのは、世界的な米不足である。

  ◇バブルは人間の欲望がつくり出す。欲望だから仕方ないという見方もあろうが、
   その背景に、アメリカ全体がそもそも『借金経済』であるということを指摘して
   おきたい。

  ◇あのローマ法王のベネディクト16世までもが、バチカンで開かれた枢機卿会議
   で、『これからもっと多くの銀行が倒産する。お金が価値を持たなくなるだろう。
   砂の上に豪邸を建てても長続きしない』と発言、ウォール街の金権亡者に『悔い
   改めよ』と訴えた。

  ◇要は、原油を使うから買うのではなく、金儲けの対象として弄んでいる連中がゴ
   マンといたのである。そんなウォール街の金儲けの亡者たちをのさばらせてきた
   のが、原油先物市場の隠された仕組みである。それは、買い注文を入れる際に、
   手付金を6%しか払わなくてもいいという制度である。

  ◇政府が統制するようになった市場が、ふたたび自由な活力ある市場に戻るには、
   この先、実体経済である製造業中心の産業が発展しなければならない。

  ◇2008年9月1日の福田康夫首相の突然の辞任は、アメリカ政府からしつこく
  『ドルを融通してくれ』との圧力を受けていたようなのだ。しかも、それは半端な
   金額ではなかった。じつは、日本が保有する全外貨準備高にあたる1兆ドルの提供
   を求められたという。

  ◇日本政府は慎重な構えであったが、ブッシュ政権の圧力を受け、金融庁の金融市
   場戦略チームが中心となり対米支援の目玉として『100兆円の投入』が検討さ
   れた。この金融庁の動きを止めたのが、福田前首相であった。
  『いくら同盟国とはいえ、あまりに無茶な要求。いくらお人よしの日本とはいえ、
   そんな理不尽は飲めない。』といって、辞任したのだった。

  ◇いまや市場原理に基づく新自由主義経済、あるいはカジノ経済、マネーゲームは
   終焉した。アメリカは、新たな大統領の下で再びルールを変えようと目論んでいる。

  ◇日本がババを引かないためには、このアメリカによる身勝手なルールづくりを阻
   止し、真に開かれた国際経済の仕組みを新たにつくり上げることができるかどうか
   にかかっている。

(3)本日の気づき

  仕組みづくり、これが経済でも会社においても非常に重要であると感じます。
 
  日本が苦手な分野ではありますが、これからは企業にとって非常に重要な1つ
 のテーマになってくるのではないでしょうか? 
 
(4)目 次

   第1章 世界覇権を失いつつあるアメリカ
   第2章 ドル暴落と通貨の多極化
   第3章 危機は最悪のシナリオで進行する!?
   第4章 誰も止めなかったウォール街の暴走
   第5章 怒れ、市民!彼らはグルだ!
   第6章 石油高騰の裏側で
   第7章 中国経済も崩壊寸前!?
   第8章 インド、ロシアと新冷戦
   第9章 アメリカの逆襲

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  ◇ 本日も読んで頂いて、誠に有難うございました!感謝 !!◇

   「大恐慌」以後の世界 (光文社ペーパーバックス)浜田和幸
    価格:¥ 1,000(定価:¥ 1,000)
    http://www.amazon.co.jp/dp/4334934528/ref=nosim/?tag=azzu017-22

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る