アフガン駐留兵死者数、2008年は過去最高に
[カブール 1日 ロイター] アフガニスタンで2008年に死亡した駐留軍兵士の数は、前年の169人から約270人に増え、過去最高となったことが分かった。反政府武装勢力タリバンが勢いを強めていることが背景。
ロイターがまとめた数字によると、このうち半数近い127人が米軍兵士。負傷者数はほぼ倍増の約2000人となった。
タリバンはこの数年で、組織を再編成するなど勢力を盛り返しており、自爆攻撃などに加えて、より大規模な戦闘を行うために兵力を結集している。
これに対し、現在3万人近い規模を持つ米軍は、2万人を超える増派を計画しており、戦闘の激化による死傷者の増加が懸念される。
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