今年の観劇初めも『CATS』です。
元旦の公演を観てきました。
今年は、岸さんがスキンブルにキャスティングされるという、幸運に恵まれました。
今日も、そんな岸さんに釘づけでした。
だって素敵なんですもの。
いつものとおり、ジェリクルソングで気付いてくださいました。
見つけたよ…というあの表情に癒されます。
続いて、ネーミングでは、たっぷりロックオンされちゃいました。
ロックオンする時の目ヂカラが、パワーアップしていて、なかなか離してくれない…。
ただ、席の位置からして、普段ロックオンする位置ではないから、わかっていて見てくださったのだろうな。
今日は、スキンブルナンバー以外の出演場面で、年末(27マチネソワレ.28.30)に観た時とは違う動きをしている場面がありました。
他の猫が絡む場面もあるので、スキンブルの単独行動ではなく、演出が変わったのかもしれません。
その①…タガーの場面。
這ったままうろうろしながら歌っていて、タガーのほうを見ようとませんでした。
「僕は僕、タガーなんてどうでもいいや、好きにやってくれ」というような雰囲気を醸し出していましたした。
スキンブルのマイペースぶりが強調されていて、観ているほうは面白かったです。
今日は、いつにも増して、タガー無関心モード丸出しのスキンブルでした。
その②…2幕のメモリー。
ここは変わったというよりも、一昨年の夏頃までやっていたものに戻っていました。
雨樋に片膝をたてて座って、カッコよかったです。
足の長い岸さんだからこそ、綺麗にきまるスタイルです。
久しぶりに観られて嬉しかったです。
暗闇に浮かぶシルエットが、相変わらず美しいので、ドキドキしました。
ここの心理描写の表現力がますます深まり、凄く観ごたえがあります。
その③…カーテンコールの一番最後。
普通は、敬礼をしている場面。
今日は、手を振りながら何もしないで入ってしまいそうな雰囲気だったのですが…。
嬉しいサプライズがありました。
ひっこむ前に、立ち止まって大きく手を振り、敬礼ではなく腕時計を見る仕種をしたのです。
それだけで終わらず、目線をある一点に止めたと思ったら、「もう時間だ、またね」…というようなジェスチャーをして去ってゆきました。
鉄道猫スキンブルが観せてくれた、一瞬のショートストーリー。
今日は、タガーが普段よりもゆっくり入ったので、打ち合わせしてあったのかな…。
四季はアドリブなしですからね。
スキンブルがくれた、素敵なお年玉ででした。
岸さん、たまに違うことをやることがありますが、この間観た時はもっとあっさりしていたし、今日は凄く印象に残りました。
クルーやヤクマンのときの、マンカストラップとの絡みでは、おちゃめなスキンブルが観られました。
可愛いんです。
ゴキブリタップ…スキンブルの徹底した悪ガキぶりが観ていて楽しいしです。
新ジェミマも、王クンさん並に手強い。
今日は、タイヤの上でゴローンと寝そべっていたけれど、押し出されてました。
ジェミマに怒られて、拗ねちゃうスキンブルがまた可愛くて好きなのですが。
一列に並んで回転するとき、今日は、前後の猫と接近しすぎていて、動きづらそうでした。
スキンブルナンバーも、元気溌剌な歌声が気持ちよく、強弱をつけたり、歌い方に変化をつけて、スキンブルの思いをしっかり表現しています。
♪いい夢見ながら~のところ、ずっと上を見上げたまま歌っていて、あのとろけてしまうような優しい笑顔にメロメロになりました。
♪夜行列車~も、気持ちを伝えることを大事にして歌っているから、心に染み入ります。
毎回、感動の涙が流れます。
岸さんがスキンブルのときは、ほんとうに他の猫を観る余裕がありません。
ただ今日は、やたらテンションが高かったらしい、ジェニエニドッツのかん高い声にびっくりして一瞬スキンブルから目を離しちゃいましたが。
デュト様への信愛の気持ちを表す仕種も、岸さんはすごく心がこもっていて好きです。
幸せの姿で、デュト様を見上げる目が子供のようにあどけなくて、きれいに澄んでいて、観ているほうまで心が清らかになります。
岸さんは、演技が細かい上に表現力も豊かです。
いい役者さんになってきました。
今年の活躍も楽しみです。
明日も、『CATS』が観られることになりました。
観劇三昧のお正月、好きな俳優さんと一緒に過ごせる幸せをパワーにして、今年も公私ともに頑張っていきたいと思います。