【ニューデリー=小谷洋司】インド北東部アッサム州の中心都市グワハティで1日、市場など3カ所で爆発があり、5人が死亡し、少なくとも67人が負傷した。地元警察は同州のインドからの分離・独立をめざす過激派組織「アッサム統一解放戦線(ULFA)」によるテロとみて捜査している。
2日付の地元有力紙タイムズ・オブ・インディアが伝えた。爆発は午後2時35分(日本時間同6時5分)から同5時45分の間に、市内3カ所で相次いで発生した。爆弾は商店の中や放置されていた自転車に仕掛けられていた。
アッサム州では昨年10月末にも連続爆弾テロがあり、89人が死亡した。直後にチダムバラム内務相の同州訪問が予定されており、今回のテロには中央政府に対する挑戦的な態度を示す狙いがあった可能性がある。(10:38)