岡山放送局

2009年1月1日 19時9分更新

チボリ公園11年の歴史に幕


経営難から閉園が決まった岡山県倉敷市の第3セクターのテーマパーク、倉敷チボリ公園で31日最後となるカウントダウンイベントが行われ新年を迎えるとともに公園は11年の歴史に幕を下ろしました。

デンマークの公園をモデルに平成9年にオープンした倉敷チボリ公園は経営難から閉園することが決まり最終日の31日は家族連れなどおよそ3万7000人が訪れました。

午後11時半すぎに、チボリ・ジャパン社の坂口正行社長がステージに立ち、「長い間支えてくれた皆様、ありがとうございました。皆さんの心の中で公園が生き続けて欲しいです」と感謝を述べるとおよそ3000発の花火が上がりました。

そして午前零時、カウントダウンとともに新年を迎えるとスタッフらは訪れた人たちに手を振り閉園を告げていました。

小学生の男の子は「閉園するのはとても悲しいですまた観覧車に乗りたいので、復活して欲しいです」と話していました。

訪れた人たちはこのあと2時間ほど公園に残って閉園を惜しんでいましたが、最後の客が公園から出ると正門のゲートが閉められ、倉敷チボリ公園は11年の歴史に幕を下ろしました。