群馬県で開かれたニューイヤー駅伝で、旭化成は最後まで優勝争いを演じ、トップと１秒差の３位に入りました。７区間、１００キロのコースで競われた、新春恒例の実業団対抗、ニューイヤー駅伝。１０年ぶりの優勝を目指す旭化成は、３区、岩井勇輝選手が区間賞の走りで、２５位から一気にトップへ躍り出ます。優勝争いは、その後、３チームにしぼられ、アンカー決戦へ。最後まで、けん制しあうレース展開のまま、ゴール前まで、もつれます。デッドヒートの末、旭化成は、惜しくもトップの富士通と１秒差の３位に終わりましたが、古豪復活を強く印象づけました。
元日、県内の海岸などには、初日の出を拝もうと、多くの人がつめかけました。宮崎市の一ッ葉海岸には、家族連れなどが大勢訪れ、日の出を待ちました。そして、午前７時半ごろ、雲の間から太陽が顔をのぞかせると、一斉に手を合わせていました。
県内の神社は、多くの初詣で客でにぎわいました。このうち、宮崎市の宮崎神宮では、初詣で客が、次々と、さい銭を投げ入れ、今年１年の家内安全などを願っていました。また、参拝をすませた初詣で客は、お守りや破魔矢を買い求めたり、おみくじを引いたりして、今年１年の運勢を占っていました。（参拝客は）「今年は風邪を引かないで元気にいきたい」「いつまでも健康でいられるようにと、体重が落ちるようにと、受検に合格するように願いました」「家族健康で明るい１年になりますように」「子供たちの健康を願いました」宮崎神宮では、正月三が日で、約２３万人の参拝客を見込んでいます。
宮崎市のデパートでは、さっそく初商です。宮崎市のボンベルタ橘では、開店を前に威勢のよい太鼓の演奏。そして、午前９時の営業開始とともに、大勢の買い物客が売り場へ一直線。さっそく買い物を楽しんでいました。こちらのデパートの一番の人気は、さまざまな商品がつまった子供服の福袋。お父さん、お母さんたちが、お目当ての福袋を次々と買い求めていました。
日南市では、１日朝、空手道場の新春寒げいこが行われ、今年の飛躍を誓いました。日南市に本部のある敬武会が行った寒げいこには、子供から大人まで門下生、約５０人が参加しました。門下生たちは、市内の駒宮神社に参拝して演武を披露したあと、近くの梅ヶ浜海岸に移動し、突きや、けりの練習をしたあと、海に入りました。１日朝は、厳しい冷え込みとなり、それぞれ歯を食いしばりながら、今年１年の抱負を胸に刻んでいました。
宮崎市の郵便事業株式会社宮崎支店では、恒例の年賀状の配達出発式が行われました。式には、職員ら約７０人が出席し、服部仁支店長が、「みなさんの配達が、お客さんの今年最初の郵便になります間違いのない配達をお願いします」と挨拶しました。つづいて、くす玉が割られたあと、配達のバイクが、一斉に出発していきました。県内では、元日に、去年並みの、約１４００万通の年賀状が配達されるということです。