宇都宮市内で今月6日開かれたHIV感染防止の啓発イベントに参加した飯島愛さん=宇都宮市で2008年12月6日午後3時32分、松崎真理撮影
タレント、飯島愛さんが自宅で急死したことについて公私ともに親しかったタレント、中山秀征さんが25日、、司会を務める「ラジかるッ」(日本テレビ)で、最後の電話のときに逆に体調を気遣われたことなどを明かし「ほんとバカヤローですよ。一番大事なときに何で電話ができなかったのか。それがでも……飯島愛だったと思いますよ」と沈痛な表情で語った。
中山さんは黒いジャケットに黒いネクタイ姿。番組の冒頭、「どうしてこうなったのかはっきりしない。15年以上のつきあいがあり、自分から死を選ぶような人ではない。なんとか次のステップに進もうとしてある意味乗っていた時期だった」と何事にもチャレンジする飯島さんをしのんだ。さらに「本人は『ウソ、マジ、なんで私死んでるの? みんなゴメン、そんなつもりじゃなかった』という声が聞こえる。15日から音信不通だったが、連絡が取れないのは珍しくない。もっと早く気づいてあげれば良かった。悔しくてならない」とくちびるをかみ締めながら悼んだ。
中山さんと最後に電話したのは1カ月前だったという。「ぼくの体調を心配してるんですよ。『年末年始忙しくなるでしょ。飲み過ぎると駄目なんだから、あんたには家族も子供いるんだし』って。そんなことを言ってる場合じゃねえだろって。今言いたいです、でも遅いです。オレからしたらね……ほんとバカヤローですよ、はっきり言って。何でその前になんとかできなかったのか。くだらないことでしょっちゅう電話してきたくせに、一番大事なときに何で電話ができなかったのか。それがでも……飯島愛だったと思いますよ」と一気に語った。
中山さんは飯島さんが所属していた事務所の先輩。バラエティー番組「ウチくる!?」などで共演し、和気あいあいとした様子をお茶の間に見せていた。【デジタルメディア局】