冬の夜空にぽっかり”笑顔”―。1日夕の本県地方はすっきりと晴れ渡り、南西の空に月と金星、木星がひときわ明るく輝いた。2つの星がつぶらな瞳、ほっそりした三日月がにっこり笑った口元を描いた。
右上の星が木星、左側が「宵の明星」といわれる金星。まるで面長の顔が、小首をかしげてほほえんでいるよう。国立天文台によると、1日はこの2つの惑星と月が見かけ上、非常に接近したという。
2日以降は次第に位置が変わるため、今年のこうした天体ショーはこの夜限り。もしかしたら、暗い話題ばかりの人間を励ます天からの贈り物だったのかも…。