東京ビッグサイト(東京都江東区)で28日開幕したマンガの祭典「コミックマーケット(コミケ)75」で、マンガやアニメのキャラクターにふんしたコスプレーヤーが参加する「コスプレ広場」の混雑緩和のため、第2会場を開設した。会場では、アニメやマンガに加え、地方で人気の「ゆるキャラ」や、「羞恥心」「矢島美容室」など人気タレントも数多く登場し、自慢の衣装を披露した。
コミケでのコスプレには、1日800円登録料で参加できるが、安全性の点で30センチを超える長い棒状のものの持ち込みを禁止、コスプレ姿のまま来場するのも禁じられている。西館4階の屋上展示場が「コスプレ広場」として開放されたが、前回から1階レストラン街外の庭園に変更された。さらに今回は第2会場として、初日、2日目には西館1階の屋外展示場を、最終日には西館4階の旧「コスプレ広場」を開放する。
今回は、「黒執事」「マクロスF」など人気アニメのキャラクターも多かったが、「キモカワイイ」と人気のプロ野球中日ドラゴンズのマスコット「ドアラ」などのゆるキャラや、お笑い芸人の芋洗坂係長さん、お笑いコンビのとんねるずとDJ OZMAさんのユニット「矢島美容室」など人気芸能人のコスプレが目立っていた。「ウルトラセブン」「仮面ライダー」「聖闘士星矢」など、懐かしいアニメや特撮ドラマのコスプレも登場した。
コスプレタレントの綾川ゆんまおさんは「08年は、芸能界に個性的なキャラクターが数多く登場しており、これまでのアニメやマンガのキャラクターとは一味違うコスプレをしたい人たちの目に止まったのでは」と分析している。【立山夏行】
2008年12月29日