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坂田KO陥落、引退も示唆/ボクシング

2回、KO負けしマットに沈んだ坂田(撮影・倉掛優一)
2回、KO負けしマットに沈んだ坂田(撮影・倉掛優一)

<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇広島サンプラザホール

 WBA世界フライ級王者の坂田健史(28=協栄)が5度目の防衛に失敗し、王座から陥落した。一昨年11月に引き分けた同級1位デンカオセーン・シンワンチャー(32=タイ)と再戦。2回に右フックを浴びてダウン。10カウントと同時に立ち上がったが、ダメージが大きく、同回2分55秒KO負けした。試合後は引退の可能性も示唆した。坂田の戦績は33勝(15KO)5敗2分け、デンカオセーンは46勝(20KO)1敗1分け。

 悪夢の大みそかだった。右アッパーを空振りした坂田は、逆にデンカオセーンのカウンターの右フックをこめかみに食らった。「見えなかった」と振り返った強打。その瞬間、フラフラとよろめき、大の字になった。「カウント内で立ったつもりだった」が、無情にも試合終了のゴングが響いた。

 一昨年11月の初戦でもダウンを喫して引き分けた強敵との再戦。今回も開始から猛攻を浴びた。それでも「1回後半から相手のパンチが見えてきた」と初回の猛攻に耐え、後半勝負を期していた。その直後のKO負け。秘策の左アッパーも磨いてきたが、出す間もなかった。地元広島での屈辱に「申し訳ないし、残念です」とうなだれた。

 中盤から尻上がりに調子を上げるスタイルが真骨頂だが、最近は序盤でのダウンが続いた。一昨年11月のデンカオセーンとの初戦では初回、昨年3月の山口戦でも3回にダウンを喫した。スロースターターとはいえ、序盤の動きの悪さが目立った。ダメージも蓄積されていた。

 今後の去就については「これから先のことはじっくり考えたい」と言葉を濁した。ただ、人生初のKO負けのショックは大きい。「最高のコンディションで、この結果だから」と弱音も吐いた。メンタルの強さで頂点に立った男だけに、再起は簡単ではない。【田口潤】

 [2009年1月1日8時35分 紙面から]


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