日本は世界平均の2倍と世界有数の降水量を誇る国なのですが、狭い国土に多い人口、さらに細長く山岳地帯が多く川は短く急勾配なのであっという間に海へ流れてしまい、降水量の多さの割りに一人当たり利用できる水の量は極めて少ない
そんなわけで数多くのダムが作られていたりするんですけど、今回紹介するのはご家庭でもコストをかけずに雨水を溜めて 有効に使おうというもの
raindrops2_UnusQ_69. 集中豪雨でも雨水垂れ流しはもったいない
Rain Drops by Evan Gant
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雨どいに取り付けて市販のペットボトルを装着すると雨が降って流れてきた雨水をペットボトルへ誘導するコネクター。ろ過器は簡単なものなので 飲用には不適ですが、庭仕事を終えてついた土を洗い流す一次洗浄やガーデニングで植えた草花に水を遣るくらいは問題なく使えそうです。
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雨水を溜める装置というのはいろいろと出てますけど、大規模なタンクみたいなのが多くて設備投資もバカになりません。その点、これはコンセプトなので価格は不明ですが、ペットボトルはリユースしていますし、コネクター自体もそんなにコストのかかるものではなさそうなのでコストがかからないという点がいいですね。
最近は都市部において 集中豪雨などによる洪水被害もよく聞かれます。一戸当たりでは焼け石に水のようなレベルではありますが、ちょっとは保水に貢献できるかもしれません。ミニ遊水地みたいなものですね。
後は夏の暑い日、日が落ちたら、遣り水をして涼しい夜を過ごすために有効でしょう。
いいアイデアです。
Via:Ecofriend