2008年12月31日 19時2分更新
ことしの岡山県内の企業の倒産件数は189件と去年の件数を上回り、県内の企業の倒産件数は4年連続で増え続けていることになります。
民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、ことし1月から12月25日までの岡山県内での企業の倒産件数は、189件で去年の180件をうわまわりました。
これで、平成16年から4年連続で増え続けていることになります。このうち建設業は全体の43%にあたる82件ともっとも多く、公共事業が減っているうえに、入札制度が変わって、競争が激しくなってきたことが主な原因だということです。
また、ことしの秋以降は、製造業や卸売業などの倒産が目立ち、世界的な景気後退の影響で資金繰りがつかなくなるケースが多いということです。
信用調査会社では「今後も特に中小企業にとって厳しい状況は当分続きそうだ」と話しています。