スポニチ大阪

サブカテゴリー

坂田まさかのKO陥落…地元で5度目防衛に失敗

第2R、KO負けで5度目の防衛に失敗した坂田はガックリ

◆ WBA世界フライ級タイトルマッチ ◆

 坂田、陥落…。WBA世界フライ級王者の坂田健史(28=協栄)が、5度目の防衛に失敗した。昨年11月の2度目の防衛戦で引き分けた同級1位のデンカオセーン・シンワンチャー(32=タイ)との再戦に2回KO負け。自身初のKO負けに、試合後は引退も示唆した。WBA同級2位の亀田興毅(22=亀田)が新王者の初防衛戦の相手に名乗りを上げ、早ければ来春にも2階級制覇を目指して挑戦する。

◆ 初のKO負けにショック大きく…引退も ◆

 坂田にとって5度目の防衛戦は無残なものとなってしまった。右アッパーを空振りしたところに、デンカオセーンの右フックが左こめかみにヒット。よろめいた後、マットに倒れ込んだ。

 「信じられない。生まれた広島でこういう結果になって申し訳ない」。2回2分55秒のKO劇。故大場政夫に並ぶフライ級の国内最多防衛記録の夢は故郷で迎える大みそかに、はかなく散った。

 昨年11月に同じ相手とドロー防衛。ただ、手の内を知り尽くされていた。坂田も前回使わなかった左アッパーを強化するも「序盤しのいで後半勝負のつもりだったが前半やられてしまった…」と肩を落とした。

 今後について金平会長は「進退に関しては本人が決めること」と明言を避けた。ただ、坂田自身は「悔しい思いはあるが、過去にKO負けはなかったので…。これからゆっくり考えたい」と話しており、このままリングを下りる公算が大きい。


◆ WBA世界フライ級タイトルマッチ ◆
(12月31日・広島サンプラザホール)
同級1位
デンカセオーン・シンワンチャー
(32・タイ)

KO
2回2分55秒
王者
坂田 健史
(28・協栄)

45勝20KO1敗1分 33勝15KO5敗2分

[ 2009年1月1日付 ]

ニュース一覧

大阪企画特集
クイックアクセス
スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲