タキショーティーの作り方
前のブログでは、DCCや車両の加工方法をいくつか公開していました。
拙い技術ではありましたが、それ以上に大きな反響があったわけで…。
今回も、リクエストにお応えして、
「タキショーティー」
の作り方を再掲載することにします。
再掲載と言っても、すべて写真を撮影しなおして、
丁寧に解説を付けてあります。
少々スランプ気味なので、リハビリも兼ねております。
この講座が影響して世にタキショーティーが溢れたら…凄いですねぇ(笑)
では、タキショーティーの作り方を丁寧に説明しましょう。
この方法ならば、小学生でも作れるはず…です。
しかし、全ては自己責任。
失敗しても…アレですからね。(笑)
用意するのは、KATOのタキ43000です。
TOMIXでもいいですし、河合のでも…、タキ1000でも基本は同じです。
まずは分解します。
台車とデッキはスナップ止めなので、チカラを加えれば外れます。
無理にチカラを加えず、テコの要領で外してください。
車体の底部にあるネジを外します。
上のハシゴは、分解した車体の内部から、押し出すようにして外します。
これで全てのパーツをバラバラに出来ました。
次はいよいよ車体の切断です。
基本的に真ん中を省略する工法です。
車体のところにある線で斬ることができればいいのですが、
スパっと斬れるはずもありませんから、車体中央部寄りに斬ります。
全て斬ったイメージです。
線よりも外側には傷が出来ていないことが重要です。
同じように反対側も斬ります。
車体底面も同じように斬ります。
こちらも車体にある線よりも内側で斬ることがコツです。
次に、斬った車体の上と下を接着するのですが…。
この赤で囲ってあるパーツ同士を組み合わせることを間違えないように…。
大雑把にやっていると、50%の確率でミスしますから…ね。(笑)
これは、ハシゴを固定する穴ですから、間違えると…わかりますよね?
瞬間接着剤を使います。
パーツ同士は若干の隙間もありますし、流れ出すと大変なので
ゼリー状の接着剤を使っています。
瞬間接着剤は、揮発するときに白化しますから、適量よりもやや少ないぐらいで
車体パーツの出来るだけ内側に…。
上下のパーツを接着しました。
かなり切断面が汚いことが判る写真です。
逆にいえば、切断時はそれほど神経質にならなくてもいい…ってことです。
切断面を平坦にするため、カッターナイフでチビチビ削ります。
一気にやろうとすると、余分なところまで削ったり、
カッターが予想外の動きをしますので、チビチビやることが肝心です。
ある程度、結合面が平坦になったら、600番くらいの紙やすりを用意します。
車体の接合面を、円を描くようにして整えます。
ここでもチカラを入れすぎることなく、軽く何度もやって、
何度も両方をあわせて、どこに隙間があるか…を確認しながら作業を進めてください。
二つの車体を合わせて、隙間がなくなればOKです。
理想は両方にある車体の線が合わさって、1本の線になれば…ですが、
適当にやっても、それなりに仕上がりますから、気楽にいきましょう。
次に左右の車体を合体します。(この瞬間が一番気持ちイイのは1万年前から一緒です(笑))
ここでもゼリー状の瞬間接着剤を使います。
接合面全てに接着剤を塗らず、内側にのみ…です。
理由は先ほどと同じです。
車体が合体したら、しばらく乾燥させますから、その間に
さきほど斬った車体中央部より、パーツを削り取ります。
タンク上部のキャップ(?)です。
かなり小さいパーツですから、これもチマチマと作業することが重要です。
切り出したパーツはこれぐらい小さいので失くさないように…。
取り外してあるハシゴのパーツですが、車体中央部が無くなりますから
そこに固定するツメが不要となります。
当然ながら安定感は無くなりますが、それほど問題にはなりません。
左が加工前、右が加工後です。
さきほど切り出したキャップ(?)パーツと、ハシゴのパーツを車体に付けます。
車体とデッキを組み立てるのですが、双方に突起がありますから
これがキッチリ合う方を組み立てください。確率は50%です。
これだけでタキショーティーの完成です。
今回は写真を撮影しながらですから、20分くらいでしたが、
慣れれば15分でも作れるお気楽な…
それでも、効果バツグンの車両加工です。
タキは、何両も連結して楽しむのが個人的には好きですねぇ〜。
…で、お約束の…
参考になった!…って人は拍手をどうぞ(笑)
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theme : Bトレインショーティー
genre : サブカル