ソウル中心部で31日夜、大みそか恒例の除夜の鐘突き行事に集まった数千人の市民の一部が李明博政権の退陣を求めるシュプレヒコールを上げ、警戒中の機動隊と断続的にもみ合うなど騒然とした。
韓国では8月ごろまで政権の政策に抗議する「ろうそく集会」が頻繁に行われたが、当局の強硬な押さえ込みで沈静化。しかし年末に国会で米韓自由貿易協定(FTA)などをめぐり与野党の対立が激化し、最近は政権に批判的な市民団体の活動が再び活発化している。 (共同)