2005年2月20日 (日)
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4子局、2手目のハサミは問題手！
いつも革命的格言講座をご購読下さりありがとうございます。
今週の格言「4子局、2手目のハサミは問題手！」はこれまでの常識を覆す本当に革命的で過激な格言なので、なかなかご理解を頂けないと思いますが「そんな考え方もあるのか」くらいに軽く読み流して下さいね。
へぇ〜、そんなにすごい格言なの。早く教えて！
では早速勉強してみよう。ひろみちゃんは4子局で
のカカリにはいつもどう応じているのかな？
そうねぇ、これまではaと受けることが多かったのだけれど最近は厳しく
とハサムようにしているわ。
その
が問題手と言うのが今週の格言なのだよ。どう、革命的で過激だろう？！
確かに・・・でもこれまでそんな話、聞いたことないよ！
は難しいけれど厳しくて良い手だと本にも書いてあったわ。
じゃあ聞くけど
の目的は？
を攻めて右辺を有利にすることじゃないの。
右辺重視と言うことだよね。ただ重視するのなら
がある右辺よりもない上辺の方が良いと思わないかい？
そう言われるとそんな気もしてきたわ。地は白がない上辺の方が作りやすいものね。
はaの方が良かったのかしら？
そう、黒はわざわざ白がある右辺を重視する必要はないからね。上辺なら地模様にすることは
〜
で簡単だよ。
なるほど、
と打たれた瞬間に右辺は黒にとって上辺よりも不利な場所になったわけなのね。そう考えれば右辺を重視することの方が不自然に思えてきたわ。と、言うことは4子局で黒はハサミを打ってはいけないの？
そんなことはないよ。
の受けに
とカカラれた時に
のハサミはOK！
どうしてなの？
は黒aのハサミと同じに見えるのだけれど。
それが全然違うんだよ。白の初手
は無理な手だと思うかい？
当然の一手でしょ。互先の碁でも星にカカリは問題ないもの。
そうだよね、だから無理ではない
を黒aとハサムのは置碁では無理な考え方なんだ。でも
はどうかな？
白はaとヒラクべきなのに手を抜いているし右上は
があるから
よりもずっと弱く無理な一手なのね！
そう！だから上辺は
のハサミが絶好の一手になるのさ。元々黒は上辺を重視する目的で
と一間に受けたのだから
には一貫性もあるんだよ。
同じハサミでもえらい違いね。4子局で黒がハサミを打つのは白が無理なカカリを打ってきた時だけと覚えておくわ。
これからは厳しいからと言ってむやみにハサンでいかないように気を付けるんだよ！
は〜い、肝に命じます。