WIRED VISION 「貸し自転車」システム、欧州で人気:日本の商社が提携米General Electric社の研究チームは、有機発光ダイオード(OLED)のクリスマスツリーを発表した。ただし、このOLEDクリスマスツリーは電源をコンセントに差し込む必要がある。スペインのバルセロナにあるクリスマスツリーは、それよりもう少し環境志向的だ。 Chuck Squatriglia 上の画像は、サンタ・カタリーナ市場にある人力ツリーだ。日中はまるで醜い建設現場のように見えるが、日が沈むと、クリスマスツリーらしく全体がライトアップされる。通行人に呼びかけて、ツリーに電気を送るために数分間ずつ自転車のペダルを踏んでもらうのだ。 このプロジェクトは、指定のステーション間を低料金で移動できるレンタル自転車サービス『Bicing』の宣伝でもある。ツリー点灯用の自転車は、この公共サービスが提供したものだ。
[Bicingを紹介した英文記事によると、年間利用料は約8ドルで、30分以内の一時的な利用は無料。ただし短時間の利用が中心で、2時間を超えると1時間4ドルのペナルティを払う必要がある。 asahi.comの記事によると、この自転車共有サービスは、三井物産と提携する米国の屋外広告大手クリアチャネル・アウトドアが世界13都市で展開しているもの。ステーションに屋外広告をつけることで設置費用をまかなうビジネスモデルで、自治体などの財政負担が無いのが売り物。バルセロナの場合、ステーションは市内400カ所、ほぼ200メートルおきに設置され、自転車は6000台。なお、三菱商事もフランスの屋外広告大手JCドゥコーとの合弁でMCドゥコーを設立、同様の事業に取り組んでおり、世界19都市でサービスを展開している] こうしたサービスの利用者の中には、ふらふらと走る老人や荒っぽい若者もいてヒヤっとさせられることも多いが、この人力ツリーでは自転車がしっかり固定されているので、被害に遭う心配はない(ただし子どもたちは、自転車を漕ぐにはベルを鳴らさなくちゃいけないと信じているようだ)。 『オズの魔法使い』のように、ツリーがライトアップする仕組みは秘密だ。われわれに分かることはただ1つ――ちょっとしたズルをしているか、バッテリーを使っているか、そのどちらかだということだ。なぜかというと、誰も自転車に乗っていないのにライトが点灯しているところに、何度か通りかかったからだ。
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