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【虎のソナタ】正木予想で冷蔵庫買い換える

2008.12.25 05:00
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 午後4時の紙面会議が始まったとたんに『飯島愛が急死!』という一報がとびこんできた。編集総括田野村嘉教(レース部長)は「有馬記念の追い切り。最新情報で1〜3面でドバッといくか!」とはりきっていたのだが衝撃度において「そっちが1面…」となった。

 ということは競馬は終面からの展開となり野球が2〜3面に戻る。すると今度は野球担当のゴリラデスク稲見誠がおいおい…となった。その頃、阪神球団は新外国人に内定していたケビン・メンチ外野手(30)との「正式契約」を発表している。メジャー通算89本塁打で「右の大砲として期待できる。それになんちゅうても頭のサイズも超特大やから…」と頭のデカイ稲見がヘンな強調をしていた。頭の大きさと勝負強さの関係については稲見の自信たっぷりを信用しておく。

 「ホテル阪神Xマスパーティー」にタイガースは今岡、林の両選手がゲスト出演し、取材したのは山田結軌と阿部祐亮の若手コンビ。そこでも飯島愛のことが出たが20代前半の若い連中には36歳の姉御タイプだった彼女は世代が違うらしくあまり強い反応はなかった。小悪魔的な魅力はもう見られないのか。目を血走らせていた越後屋局長植村徹也などのドロドロおじさん世代!? は残念なのである。

 さて、そのおじさん世代といえば、このとろこ「小倉」→「京都」と絶好調の我がサンスポ。その看板トリオ正木茂、橋本忠、森本昭夫のベテラン勢がいよいよ栗東に乗り込んだ。

 本紙予想担当の正木は阪神・土曜日のメーン『ラジオ日経杯』の注目馬リーチザクラウンの取材を入念にやりながら、一方で調教スタンドを走り回っていた。これが正木流分析の手始めで「有馬不出馬厩舎」の各調教師に「どの馬が勝つ?」と客観的な見方を取材して歩いた。つまり第三者ゆえの本音の視点をさぐったわけである。当番デスク酒井哲也との電話で「これがなぁマツリダゴッホというのが結構多かった。『ゴッホには中山のコースがほんまに向くからなぁ』というんやが…しかし、俺はダイワスカーレットでいく」とグイッ。そこにデスク酒井は「有馬に強い」といわれる正木のプライドと確信を嗅ぎ取った。

 レース部長として田野村はそういう正木に全幅の信頼を置くのだ。実は田野村の今回の目標は「正木予想で冷蔵庫を買い換えるゾ!」というものだ。すでに田野村家の冷蔵庫は“温蔵庫”と化して女房と娘から連日激しく責め立てられている。それを「まぁ待て。もうすぐだぞ」と宣告してある。だがしかし…前夜も帰宅したら玄関の下駄箱の上に食料品が並んでいた。そこが一番、家で気温が低い場所だから緊急避難させている…という悲惨な状態なのだ。もし…ハズレたら冷蔵庫はパァ…となると田野村の家での立場と運命はどうなる…。

 ヤツに限らず夢を追う方は多いのだ。それだけ本紙予想には読者の皆様の一喜一憂がかかっているわけで、鈴鹿おろしの吹きぬける栗東最前線で記者は走る!!


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