49得点の穴埋め、G大阪アウベス獲得へ
得点王アラウージョ(28)と大黒の同時流失ピンチに陥ったG大阪が、大分FWマグノ・アウベス(29)を獲得することが6日、分かった。この日、違約金を含め3億円の正式オファーを出し、大分側も移籍交渉に応じる構え。
33得点でリーグ制覇に貢献したアラウージョは4日に今季限りでの退団を発表。水面下で新助っ人獲得に動いていたG大阪はサンパウロFCのアモローゾら5人をリストアップしていたが、アラウージョで成功したように、西野監督は「自分が知っていて日本での実績がある選手」を重視。正式な続投要請を受けたリーグ戦終了後、今季18得点の実力とリーダーシップのある人間性を評価する指揮官がマグノ獲得を要望した。
だが、一難去ってまた一難だ。FW大黒のグルノーブル移籍が決定的となり、アラ様と合わせ今季49得点(チームは82点)の戦力を失う危機。松波は引退、吉原も退団を決意しており、一気に最大4人のFWがいなくなる。DFでは東京の右サイドバック加地亮(25)と京都・手島和希(26)の獲得が濃厚だが、FWは名古屋から中山悟志が復帰、ユースから2人が昇格するだけで新たに日本人FW獲得が急務となりそうだ。
[2005/12/7/13:39 紙面から]
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