ボーフムの入団記者会見で、ユニホームを手に記念写真に納まる小野（左） Photo By 共同

　浦和からドイツのボーフムへ移籍したＭＦ小野伸二（２８）が３０日午後、クラブハウスで入団会見を行った。契約期間は２年半で、背番号は２３。地元メディアによると、移籍金は５０万ユーロ（約７９００万円）、年俸は基本給６０万ユーロ（約９５００万円）に出来高などがプラスされると総額で１億６０００万円になるという。フェイエノールトを０５〜０６シーズン途中に退団した小野が欧州でプレーするのは２季ぶり。

　チームは現在１８チーム中１３位。シャフタル・ドネツク（ウクライナ）から加入したＦＷベリクと会見した小野は「チームを残留させるために１００％の力を尽くす。欧州に戻れて、日本人の名前をたくさんの人に知ってもらえるように頑張る。ポジションは前の方でやりたい」と日本語であいさつした。目標は１０年Ｗ杯で日本人初の４大会出場。浦和では故障に泣いたが「雰囲気が変われば、自分を変えられる」とも話した。

　２９日のメディカルチェックで懸案だった左足首の状態は異常なしと診断され、この日午前には初練習も行った。２〜３週間の調整を続け、２月１７日のハンブルガーＳＶ戦か同２２日のハノーバー戦でブンデスリーガデビューを目指す。（ボーフム・木崎伸也通信員）

[ 2008年01月31日 22:25]