2008年12月30日 19時53分更新
不審火が相次いでいる岡山県津山市で29日夜、空き家を全焼する火事があり、警察ではこの建物に火の気がないことなどから不審火と見て出火の原因などを調べています。
29日夜10時半ごろ、津山市横山の空き家から火が出ているのを近所の人が見つけて消防に通報しました。
火事はおよそ30分後に消し止められましたがこの火事で木造2階建の空き家一棟と、倉庫のあわせておよそ150平方メートルが全焼しました。
この火事によるけが人はありませんでした。
警察ではこの建物に火の気がないことなどから、不審火と見て出火の原因などを調べています。
津山市では今年春から不審火が相次いでいて12月13日にもこの現場からおよそ500メートル離れた空き家が全焼する不審火があったばかりでした。
29日夜は町内会などによる夜間警戒が行われ、出火の15分ほど前にもこの建物の前を巡回していましたが、異状には気づかなかったということです。
夜間警戒を行っていた消防団の松本昌一さんは、「通った直後に火が出たと聞きびっくりしている。不安がいっぱいで早く犯人を捕まえてほしい」と話しています。