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不況で「夜逃げ屋」大忙し 順番待ち40人、ヤミ金も…(3/3ページ)

2008年12月31日3時2分

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写真夜逃げの契約書。「夜逃げが必要な状態か」を事前に吟味することから、実際にサインをする人は相談者の半分にも満たないという

 もし夜逃げした場合、その後の生活には困難がつきまとう。貸金業者は住民票の異動を絶えずチェックしていて、行き先が分かるとすぐ取り立てを再開する。異動先の住民票がなくて、パートやアルバイトなど不安定な職にしかつけず、さらに借金を重ねるケースも多い。さらに国民健康保険にも加入しづらいなど不利益も多い。宇都宮弁護士は「わざわざ夜逃げしなくていいのに、それを知らない人があまりに多い。無料の相談窓口もあるので利用してほしい」と呼びかけている。

 東京の弁護士会の相談窓口「錦糸町法律相談センター」(03・5625・7336)は年末年始は休み。「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」に所属する東京都千代田区の「太陽の会」(03・5207・5520)は来年1月7日から受け付ける。相談はともに無料。(岡田健)

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