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【社会】

アメ横 正月準備ラッシュ

2008年12月30日 朝刊

朝倉豊撮影

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 年の瀬の二十九日、東京・上野のアメ横商店街(四百三十店)は新春準備の買い物客らでにぎわった。

 「カズノコ、酢ダコ千円でいいよ」。各店舗から威勢のいい掛け声が飛び交い、買い物客らも満員電車並みの混雑の中、体力勝負で品定めしていた。

 埼玉県熊谷市の会社員北村貴輝さん(36)は「地元のスーパーより、アメ横に来た方が安いから」と満足そう。

 安さ自慢のアメ横だが、厳しい不況に加え、仕入れ価格の値上がりも追い打ち。鮮魚店「石山商店」の遠井伸二さん(51)は「今年は厳しい。でも薄利多売で頑張っている」。

 アメ横商店街連合会によると、二十七日から三十一日の人出は昨年(約百六十六万人)を上回るペース。「人出が多いことだけでもありがたい」と不況下の商売繁盛を願う。

 

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