涌谷国保病院に婦人科 来年度開設宮城県涌谷町町民医療福祉センターは来年度、町国保病院に婦人科を開設する。女性特有のがん検診や思春期相談などの町民ニーズに応える。町は常勤医師1人を新たに雇用する。町議会12月定例会で婦人科医療機器購入費1460万円を盛り込んだ2008年度町国保病院事業会計補正予算案が可決された。 同病院には1989年6月から91年3月まで、産婦人科が開設されていたが、医師確保が難しく、担当医の退職に伴い休診、事実上廃止となっていた。 婦人科の開設について青沼孝徳センター長(56)は「地域包括医療という町の取り組みに賛同する医師が見つかったことが大きい」と説明した。町内では年間約110件の出産があり「住民の強い要望があれば、産科の開設も検討したい」と前向きな姿勢を示した。
2008年12月29日月曜日
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